サクラメント到着、そして
出発した後は特に問題無く移動する事が出来たテイル達は無事にサクラメントに到着するとすぐにアレックス達の案内でカリフォルニア州知事公邸に向かったのである。
そうして案内された州知事公邸ではジェームズ・ケネディアメリカ皇帝が二人の男性と共にテイル達の到着を待っていたのであった。
その状況にテイルは、
「あれ?ジェームズ陛下?なんでここにいるんですか?」
と、言って思わずいつもの口調でジェームズ皇帝に尋ねてしまったのだが、ジェームズ皇帝はその言葉遣いを一切咎める事無くテイルに、
「この度は我々の情報共有が出来ていなかったばかりに陛下に殿下、それにファルン嬢を大変危険な目に遭わせてしまいました。その御詫びとして、こちらの私の息子である、ジャン・F・ケネディをフェリアシティ軍に参加させて貰いたく思っております…」
と、言って自身の後ろに控えていた男性の一人を前に出させて、
「初めまして、テイル女王陛下。先程父から紹介されましたが改めて自己紹介致します。俺はアメリカ陸軍デルタフォース所属、ジャン・F・ケネディ、階級は中佐です。この度父の指示でフェリアシティ軍に参加させていただく事になりました。以後、よろしくお願いいたします」
と、自己紹介させたのである。
これにテイルは、
「…ん?なんで?」
と、言って歓迎の言葉よりも困惑の言葉を発してしまったのであるが、その言葉にジェームズ皇帝の後ろにいたもう一人の男性が出てきて、
「困惑されるのは当然の事でしょう。この処置は我々で勝手に決めた事ですから」
と、テイルの感情のケアするような発言を行ったのである。
そしてその男性は、
「自己紹介もせずに失礼しました。私はジェームズ陛下の筆頭補佐官を勤めております、トーマス・ハリソンと言います。親しい人からは博士と呼ばれています。これからよろしくお願いします」
と、自己紹介するとジャンがフェリアシティ軍に参加する事になった経緯を説明し始めたのであった。
「結論から言ってしまうとジャン殿の厄介払いになります」
このトーマス博士の言葉にテイルは、
「…え?」
と、一言だけ返したのだが、トーマス博士はそれを気にせずに話を続けて、
「厄介払いと言っても性格に問題があるという事も能力が低いという事もありません。むしろ逆です」
と、説明したのである。
これにテイルは、
「逆?という事は性格に問題が無く能力が高いと?…余計に厄介払いの理由がわからないんですけど…?」
と、言って厄介払いの理由が無い事に困惑したのである。
そんなテイルにトーマス博士が更なる説明を行うのであった。




