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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ロッキー山脈上空での戦闘 その十三

スーパーノヴァの爆風の中から現れたトーリアは呼び寄せていたキャンベルと合流すると、


「よし、いくぞキャンベル。隊列は俺が前でお前が後ろだ。それでテイルの攻撃は俺とお前それぞれの魔導シールドの二層式にして弾き飛ばす。良いな?」


と、キャンベルに指示を出したのである。

それにキャンベルは、


「わかりました、隊長。それでどう戦うんですか?」


と、トーリアが指示した隊列での戦い方を尋ねたのであった。

この質問にトーリアは、


「この隊列のままでテイルに直進、テイルの攻撃は二層式魔導シールドで弾いて接近戦に持ち込む。その時は俺がテイルの動きを止めるからお前はその隙にテイル機の右腕でも左腕でもどっちでもいい、どっちか斬り落とせ。そうやって少しずつ削り倒していくぞ」


と、言ってキャンベルに細かく作戦を指示していったのである。

この説明を受けたキャンベルは、


「わかりました!隊長の指示通り、見事にテイル機の腕を斬り落として見せます!」


と、力強く答えるとトーリア機の後ろに回ったのであった。

そうしてトーリアとキャンベルの二人は、


「それじゃいくぞキャンベル!」


「はい、隊長!」


と、言い合うとワイバーンに向けて突撃を始めたのであった。

それにテイルは、


「レーザーライフル二挺を連射しつつ…シャインバレット連射!これでどう!?」


と、言ってレーザーライフルと魔法攻撃シャインバレットの複合攻撃での対抗を試みたのだが、この攻撃はトーリアとキャンベルの二層式魔導シールドに弾かれてしまいトーリア機、キャンベル機を止める事は出来なかったのである。

この状況でトーリアとキャンベルはワイバーンに向けて順調に接近していき、テイルは止められなくなったトーリア機とキャンベル機に少しずつ焦り始め、


「…なるようにしかならないとは思っていたけど…これはどうしようもないな…。アーシアとファルンさんはシルフとジルフェを壊されたから援護を頼むのは絶対無理だし…誰か私の援護に来てくれないかな…」


と、独り言を話したのであった。

そんなテイルに対してトーリアとキャンベルは遂にワイバーンの元にたどり着くと事前に決めた作戦通りにトーリア機がワイバーンの動きを制限する為にレーザーソードで斬り掛かったのである。

テイル機この一撃を受け止めたのだが、すぐにトーリア機の後ろからキャンベル機が出てきてワイバーンの右腕に斬り掛かったのである。

これにテイルは対応出来ず、トーリアの作戦通りにワイバーンの右腕は斬り落とされてしまったのであった。

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