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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ロッキー山脈上空での戦闘 その十

ワイバーンから少しだけ距離をあけてレーザーソードを構えたトーリアとキャンベルは、


「パワー勝負なら簡単に押し勝てる。一気に動きを封じ込めにいくぞ!」


「了解です、隊長!」


と、やり取りをすると左右に分かれてワイバーンに向かってきたのである。

これにテイルは、


「左右から来るか…。多分動きを止めようとしてくるよね…。だったらトーリアの部下の…なんだっけ…まあ部下の方からなんとかするかな」


と、言うとキャンベル機に向けて移動し始めたのであった。

それにトーリアは、


「先にキャンベルから倒そうとするか、まあ正しい判断だと言えるか?」


と、言ってテイルの行動を評価した後でキャンベルに、


「おいキャンベル、すぐに行くからなんとか抑えてろ。挟み撃ちで動きを止めたところで止めだ」


と、いう指示を出したのである。

この指示にキャンベルは、


「わかりました、隊長!」


と、言うと進行方向をワイバーンのいる方向に変えるとワイバーンに向けて直進していったのである。

これにテイルは、


「目標変更が早いね。これはトーリアの指示かな?」


と、予想すると続けて、


「それでもすぐには二対一にはならない。それならあの部下だけはなんとか出来る!」


と、言うとキャンベル機への移動を継続、これに合わせるかのようにキャンベル機もワイバーンに向けて直進を続け、両機体がぶつかり合う直前にテイルが、


「ネオヒューマン能力発動!スペック限界突破!」


と、言って能力を使いレーザーソードを二刀流から一本の両手持ちに切り替えるとキャンベル機に向けて大上段から全力で振り下ろしたのである。

これにキャンベルはレーザーソード一本から二刀流に切り替えて受け止めようとしたのだが、受け止めた瞬間に、


「…な、なんだ!?さっきとはパワーが違う!?どういう事だ!?」


と、思わず狼狽えたのであった。

それにテイルは、


「二対一だったらどうしようもないけど一対一で、相手があなたならなんとかなるのよ!」


と、言うとキャンベル機が受け止めたワイバーンのレーザーソードを一旦離して再度振りかぶるともう一度全力でキャンベル機に振り下ろしたのである。

この二撃目をキャンベルは一撃目と同じように受け止めようとしたのだが、今度は受け止めきれずに大きく吹き飛ばされたのであった。

そしてこの攻防を見ている事しかしていなかったトーリアは、


「そういえばキャンベルにはテイルのネオヒューマン能力の教えて無かったっけか…。不味かったな…」


と、呟くと、


「援護する!キャンベル、体勢を立て直せ!」


と、言ってワイバーンに向けてレーザーキャノンを発射したのである。

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