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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ロッキー山脈上空での戦闘 その四

「…!!ファルン!!」


爆散したジルフェに向けてアーシアがそう叫んだ。

そしてテイルは、


「…くっ!間に合え!!」


と、言いながら大破したジルフェの破片が降り注いでいる地点に向かおうとしたのである。

しかしトーリアが、


「行かせると思ってるのか?」


と、言ってワイバーンの前に立ち塞がったのであった。

これにテイルは、


「…邪魔をするな!!」


と、叫び、続けて、


「必殺!対…消滅波!!」


と、叫んでトーリア機コルセアに特殊なエネルギー砲を放ったのである。

その一撃にトーリアは、


「ぬっ!…こんなもので!」


と、言って防御姿勢に入って真正面から受け止めたのであった。

そうしてテイルの攻撃を受けたトーリアは、


「ちっ…相変わらず良い威力してやがる…!」


と、言って動きを止めたのである。

それにテイルは、


「行かせると思ってるのかって言ったわよね?…行かせてもらう!」


と、言ってコルセアの横をすり抜けていったのである。

そしてテイルはアーシアに、


「ファルンさんは私がなんとかする。だからアーシアはそいつを抑えてて」


と、頼んだのであった。

これにアーシアは、


「…わかった。それじゃ任せたわよ、テイル!」


と、応じてキャンベル機のコルセアに向かっていったのである。

そんなテイルにトーリアは、


「…行かせんと言ったはずだ!!」


と、叫んで後を追い掛けようとしたのだが、テイルが、


「邪魔するなと言った」


と、言って、


「炎属性最上級魔法…フルバースト、フルバースト、フルバーストォ!!」


と、言ってフルバーストをトーリア機に向けて三連射したのであった。

この攻撃にトーリアは、


「ちぃぃっ、詠唱無しで最上級魔法を連発とか相変わらずでたらめな能力しやがって、テイルの野郎!」


と、叫びながら三発のフルバーストの直撃を防いだのである。

そうやってトーリアの動きを止めたテイルはすぐにファルンが落ちたと思われる地点に急行したのであった。

そうしてテイルがファルンの捜索を開始してすぐに、


「…ファルンさんの魔力反応はこの辺りなんだけど…………あ!いた!」


と、言ってファルンを見つけて駆け寄っていったのである。


「…う…うぅ……」


駆け寄ったファルンはそう呻き声をあげるだけでピクリとも動かない状態であった。

そんな状態のファルンにテイルは、


「…酷い怪我…。でも生きてる…!」


と、言い、続けて、


「ネオヒューマン能力発動!フルヒーリング!」


と、言ってファルンにフルヒーリングを使用したのである。

すると呻き声をあげるだけで全く動けなかったファルンが一瞬で完全回復したのであった。

そうしてテイルはファルンに、


「大丈夫ですね?」


と、声を掛けたのである。

その言葉にファルンは、


「…ええ、大丈夫です。すいません、ありがとうございます」


と、テイルに感謝を伝えたのである。

そんなファルンにテイルは、


「戦闘中なのでとりあえずワイバーンに乗ってください。危ないですから」


と、言ってワイバーンにファルンを乗せたのであった。

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