表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第二章 冒険と新たな仲間達

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

512/512

《モンゴル軍への対処方法》

NATO軍将兵が自分達の考えを取り下げたところで、テイルがNATO軍将兵一同とアーシア達に空に浮かぶように指示を出していった。


「よし、これでとりあえず全員が納得してくれましたね」


「……まあ……かなり強引な方法でしたけどね……」


「それでも納得はしてくれました。なので次の指示を出していこうと思います」


「……え? 次の指示?」


「はい。次の指示です」


「え、ええ……?」


「……かなり動揺しておられるみたいですが、構わず指示を出していきます。今からパーチェを除いた全員、マシンアーマノイドに搭乗して空を飛びましょう」


「……え? 空を、飛ぶ?」


「はい。それで私達はモンゴル空軍の相手をしていこうと思います」


「モ、モンゴル空軍と戦う? パーチェ殿下が地上でお一人で戦うことには同意しましたが、軽いお手助けのようなことも不要だと言われるのですか?」


テイルの指示を聞いたNATO軍将兵一同は驚きながらそのように尋ねてくる。

するとテイルはこの質問に答えるよりも先に、パーチェに声を掛けていき、パーチェの言葉を聞いたあとでNATO軍将兵一同の質問に答えていく。


「まあ多分、そうなるでしょうね。そうよね、パーチェ?」


「……え? お姉様?」


「周囲に味方がいない方が、あなたの力を最大限に発揮できるものね?」


「……そうですね。あれをやるのなら、周囲の地上には誰もいない方がありがたいですねぇ……」


「……え? ありがたい……?」


「ふふ……まあNATO軍将兵の皆さん、これが答えです。この場にいるNATO軍側のもの達は全員、空を飛びましょう。パーチェへの手助けは不要です」


「……わかりました……テイル陛下がそこまで念を押されるのであれば、我々はパーチェ殿下のお手助けはいたしません」


「そうですか。ありがとうございます、皆さん」


「……ですがテイル陛下、もし万が一パーチェ殿下がお亡くなりになられるようなことがあった時は、我々はだからご忠告申し上げたのに……と、言わせていただきますからね?」


完全にテイルの言葉に押し切られたNATO軍将兵一同は、テイルの指示に従うと宣言したあとで、テイルに対してそのように予防線を張っていった。

このNATO軍将兵一同の言葉を聞いたテイルは笑いながら受け取り、NATO軍将兵一同にお返しの言葉をぶつけていく。


「ふふふ……ええ、構いませんよ? ただしパーチェがモンゴル陸軍を一人で蹴散らした時は、皆さんに心からの謝罪をしていただきますからね?」


「……う……」


テイルの言葉を聞いたNATO軍将兵一同は、すぐに言葉を返すことができなかった。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ