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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第二章 冒険と新たな仲間達

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《ポーランド王との対面》

案内役に選ばれた兵士達の先導でポーランド王宮を進んでいくテイル達は、道中にある部屋がどのような部屋なのかなどの質問をしながら謁見の間に向かっていった。

そうして謁見の間の前に到着したテイル達に、案内役を務めた兵士達が、


「ここが謁見の間になります。ここまでの案内で我々の役目は終わりになります。短い間でしたが、皆様の案内役ができて光栄でした」


そう言ってテイル達の元から離れ、門番の役目に戻っていった。

そんな兵士達へ手を振って見送ったテイル達はいよいよ、といった感じで謁見の間の扉に手を掛けていく。

そしてジャンがノックを行い、なかにいるであろうポーランド王に入室しても良いかと尋ねていった。


「……失礼いたします。私はアメリカ合衆帝国第二皇子、ジャン・ケネディです」


「おお、ジャン殿下か。久しぶりになりますな」


「はい。それで陛下、入室のご許可をいただけますでしょうか?」


「うむ、許可する。早く顔を見せてくれ」


「ありがとうございます。それでは失礼させていただきます」


ポーランド王から許可を得たジャンが扉を開けていく。

そうして謁見の間に入れるようになったテイル達がジャンを先頭にして謁見の間に入っていくと、ジャンの声を聞いて嬉しそうにしていたポーランド王がテイル達に向けて歩み寄ってきた。


「……む、ポーランド王も歩いてくるか」


「そうだね。少し早足にしようか?」


「ああ、そうだな」


自分達に近付いてくるポーランド王の姿を見たテイル達はそう言って早足でポーランド王に近付いていく。

こうして双方から歩み寄っていったテイル達とポーランド王。

そうして手を伸ばせば触れられる距離にまで近付いたテイル達に対してポーランド王は、ジャンに向けてすぐに手を差し出してきた。


「久しぶりだな、ジャン皇子」


「ご無沙汰しております、陛下」


「はは、そうだな」


ジャンとポーランド王はこのように言葉を交わしながら固く握手をする。

そのあと握手を終えたポーランド王がテイル達に名前を尋ねてきた。


「……ジャン皇子、今日はまた変わった面々を引き連れているのだな」


「ええ、まあ……」


「良ければ紹介してもらえないかな? できることならお近づきになりたい」


「……わかりました。ただし大人物もいますから、心の準備をしておいてください」


「……ほう? 殿下がそう言うとなると、かなりの人物を紹介してもらえるのであろうな。わかった、複数回の深呼吸をしておこう」


ポーランド王はそう言って深呼吸をし始めたのである。

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