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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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結果報告会 その二

遅くなりました…。

ごめんなさい…。(土下座)

テイルの姉妹達にエストからの総攻撃を受け、がっくりと肩を落としたアーシア。

そんなアーシアの通信端末から着信音が流れてきたのである。


「はい、アーシアですけど?」


端末を操作して通信を繋げたアーシア。

そして通信を繋げるとその相手が、


「あ、殿下ですね。ファルンです」


と、言って名乗ってきたのであった。


「ファルンか。どうしたの?」


通信を行ってきた相手がファルンだとわかったアーシアは遠慮なく気軽な感じで通信を行ってきた理由を尋ねたのである。

これにファルンは、


「陛下と外務大臣と外務次官からのテイル女王への連絡です」


と、言って、続けて、


「アメリカとの首脳会談の日時が決まりました。明日の午前中から午後四時までの間ならいつでも大丈夫、とのことです」


と、話したのである。

これをアーシアは、


「わかった。ちょっと待ってね」


と、言ってファルンを待たせると、


「テイル、アメリカでの首脳会談は明日の午前中から午後四時までならいつでも良いってさ」


と、テイルに伝えたのであった。

この言葉にテイルは、


「そういう言い方をするという事は首脳会談は明日一日だけって事?」


と、アーシアに尋ねたのである。

この質問にアーシアは、


「あ、テイルちょっと待って。ファルン?テイルと変わるわね?はい、テイル。これはテイルとファルンが直接話した方が良い話題だわ」


と、言ってテイルに通信端末を渡してきたのであった。

そして端末を受け取ったテイルは、


「ファルンさんですか?テイルです。アメリカとの首脳会談は明日一日だけという事でしょうか?」


と、尋ねたのである。

この質問にファルンは、


「はい、そうなります。急な話で申し訳無いのですが…」


と、すまなそうに答えたのであった。

そんなファルンにテイルは、


「こちらから無理を言ってお願いしているんですから気にしないで下さい。明日ですね。わかりました」


と、言ってファルンをなだめると、


「それではアーシアに変わりますね」


と、言ってアーシアに端末を返したのであった。

そして端末を返したもらったアーシアは、


「はい、アーシアです。ねぇファルン?他に何か連絡する事ってある?」


と、言ってファルンに尋ねたのである。

この質問にファルンは、


「アメリカにはテイル様と他に誰が行かれるのでしょうか?」


と、尋ねてきた為、アーシアは、


「ファルン待ってね。テイル、アメリカに行くのって誰になるの?」


と、テイルに尋ねたのである。

これにテイルは、


「…私とアーシアの二人かな…。他の人は留守番と言うか他にやってもらいたい事をやってもらうかな…」


と、答えたのであった。

この答えを受けてアーシアは、


「ファルン?アメリカに行くのはテイルと私の二人になると思う。それで何でそんな事を聞いたの?」


と、伝えてこの質問をした理由を尋ねたのである。

この質問にファルンは、


「アルシア様からアーシア様に付いていくように言われましたのでアメリカでテイル様達と合流しようと思いまして…」


と、答えたのである。

するとこの答えを聞いたアーシアは、


「合流ってどこで合流するの?」


と、ファルンに聞き返し、それにファルンが、


「ホワイトパレスで待っていれば絶対に合流出来ると思っているんですが…」


と、返答してきた為アーシアは、


「…わかった。それじゃホワイトパレスで合流だね。連絡事項はこれで終わりかな?」


と、言ってファルンに尋ね、ファルンも、


「はい、以上になります。それではアーシア様、明日合流出来る事を楽しみにしています」


と、アーシアに答えたのであった。

この言葉を聞いたアーシアも、


「うん、私も楽しみにしてるよ。それじゃまた明日ね」


と、言って通信を終わらせたのであった。

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