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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第二章 冒険と新たな仲間達

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《次の行動のメンバー》

テイルが見せた映像でのフィフの言動に恐怖してドン引きした留守番メンバー達に、テイルが声を掛けていく。


「はい皆、フィフの行動にドン引きしてるとこ悪いんだけど、少しだけ私の話を聞いてほしい」


「……うん? 話?」


「そう。良いかな?」


話をしたいとテイルに尋ねられた留守番メンバー達は、それぞれの顔をゆっくりと眺めると、一度深呼吸をしてからテイルに了承の返事をしていった。


「……」


「すー……はー……よし、良いぞ」


「ありがとう。それじゃあ話すけど、私は一日休んだらすぐに次の行動に移ろうと思ってる」


「ほう? それは……フィフが原因か?」


「ええ。フィフ達が本格的に動き出す前に同盟各国との信頼関係を深めておきたい」


「なるほどぁ、いざ動こうとなった時に、孤立しないようにするのねぇ?」


「そうです、レガシア姉様」


「ふむ、そうか。それではまたお前が行くのか?」


「その方が良いと思っています、ジェーン姉様」


「そうか……それなら誰がお前と一緒に行くのか、また決めないといけないな」


ジェーンはテイルにそう話すと軽く周囲のメンバー達に目を向けていく。

そんなジェーンにテイルは、今のところ、という前置きをしてから一緒に行くメンバーを指名していった。


「今のところ考えているメンバーはドイツに行った時と同じようにアーシア、ジャン、リューネルン、テオ、フェイト、この五人なんだけど、どう?」


「ふむ、そうか……そのメンバーを固定してあとは姉妹のなかから一人、という感じにするのか?」


「そうしようかなと思ってる。それでどう? なにか問題はある?」


「ひとつある。姉妹は固定するのか? もしそうならずっとライトが連れていかれることになるんだが?」


「姉妹の固定は止めようと思ってるよ。ずっと外出しないっていうのもストレスが溜まるだろうからね」


「そうか……それなら次は誰を連れていく? 個人的にはジェーンを連れていってくれると助かるんだがな」


テイルの考えを聞いたエストがそう話して姉妹に目を向ける。

そのエストの視線を目で追ったテイルがエストと同じく姉妹のところで目の動きを止め、そこでエストに質問していく。


「それはつまり、ジェーン姉様とライトが一緒に留守番メンバーになるのが辛いってこと?」


「……そうなるな」


「正直でよろしい。わかった、それじゃあ明日はジェーン姉様に同行を頼みましょう」


「そうしてくれ」


「ええ。と、いうわけでジェーン姉様、明日からよろしくお願いします」


「わかった」


エストの頼みを聞いたテイルがジェーンに頼んでいき、これにジェーンが即答して同行メンバーの人選が無事に終わったのである。

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