表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第二章 冒険と新たな仲間達

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

420/512

《ドイツ軍将兵の見送り》

テイル達が部屋から出ていったすぐあと、ブラストも部屋から出てきてテイル達に追い付いてきて声を掛けてきた。


「……よし、あそこまでやっておけば多分大丈夫でしょう」


「そうだろうね。よかったね、テイル。追加で魔法を使うようにならなくて……」


「本当にね。さて、それじゃあそろそろ帰りましょうか?」


「そうだね……うん?」


「あれ? ドアが開いた?」


「あら、ブラスト将軍? なにか報告しなければいけないことでもありましたか?」


さっきまで司令官に報告を行っていたブラストが自分達のあとを追ってくる形になったことで、ブラスト達ドイツ軍からまだなにか伝えておかなければいけないことがあったのかと身構えるテイル達。

しかしそんなテイル達に、ブラストはただ普通にお別れの挨拶をしてくるだけで特別に変わったことはしてこなかった。


「いえ、報告も終わりましたから皆さんにお別れの挨拶をしておこうと思いまして……」


「ああ、それで私達のあとを追うように部屋を出てこられたのですね?」


「はい、そうです。それではテイル・フェリアシティ女王陛下、ありがとうございました! どうかお気を付けてお帰りくださいませ!」


「こちらこそドイツ国との間に協力体制を作れたことを喜ばしく思います。ありがとうございました、ブラスト・シュツットバルト将軍閣下。ドイツ国の皆様方もどうかお気を付けてお過ごしください」


「お心遣い感謝いたします、テイル陛下。またお会いできる時を楽しみにしております」


テイル達にこのように話してお別れの挨拶をしてきたブラストに、テイルもお別れの挨拶をする。

そうして互いにお別れの挨拶をし終えたテイル達とブラストは名残惜しそうにしながら離れていき、基地の外に出ていく。

そうして出ていった基地の外では、ドイツ軍将兵一同がテイル達の帰還を見送るために勢揃いして整列していた。


「……おお、皆綺麗に整列してる」


「本当だ。すごいね」


「……あっ、テイル陛下、それにフェリアシティ王国の皆様、お待ちしておりました!」


「あの、これは……もしかして私達の見送りのために、ですか……?」


「ええ、その通りです」


「皆様、今回の御助力、まことにありがとうございました!」


「皆様のおかげで無事生還できたというものも大勢いましょう!」


「改めまして、フェリアシティ王国の皆様、本当にありがとうございました!」


ドイツ軍将兵一同がこのようなことを言いながらテイル達に拍手をしてくる。

そうしてテイル達がアメリカに向けて飛び立つ、となった時にはドイツ軍将兵一同が敬礼をしながら見送ってきた。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ