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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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テイルとアーシアの帰還

遅くなりました…。

ごめんなさい…。(土下座)

会談終了後からのテイルの動きは慌ただしかった。

アーシアのいるところに向かってアーシアに、


「会談終わったから帰るよ。支度してね?」


と、言ってアーシアを呆然とさせたり、厨房の調理スタッフのところに行っては調理スタッフに、


「夕食会の時に出た食事といい、今朝の食事、お昼の食事と全ての食事で目と舌を楽しませてもらいました。これからも研究を重ねて素晴らしい料理人であってください。次に皆さんの食事をいただく機会を楽しみに待っています」


と、挨拶して調理スタッフを狂喜乱舞、または号泣させてみたり、訓練所に顔を出して訓練をしている兵士達に、


「私はもうすぐ帰りますが置き土産というか各訓練項目の全てで最高得点を出しておきました。もちろん訓練が全てではありませんが皆さんの目標にはなると思います。是非とも私の記録を上回る大記録を打ち立ててみてください。期待しています」


と、言って兵士一同を激励してみたりとディアブライト城の各所を巡って挨拶回りを行ったのである。

そうして挨拶回りが終わったところでテイルはアーシアのところに戻り、アーシアの準備が終わったかを確かめたのである。


「準備出来た?アーシア?」


「……なんとかね…」


「それは良かった。それじゃ帰ろっか?」


「…テイルは帰るでいいんだろうけど、私は行くって事なんだけど?そこを勘違いしないでほしいのよね」


テイルの言動にやっとの事で荷造りを終わらせたアーシアがテイルに文句をぶつけたのだが、テイルは、


「アルシア様からしっかり鍛えてほしいって頼まれたからね。私もその言葉にばっちり鍛え上げますって返事したし。だからちょっと激しい言動になる時もあるかもしれないから頑張ってね?」


と、答えてアーシアの文句を封殺したのであった。

そしてテイルは、


「それじゃ行きましょう。…ちなみにいってきますの挨拶はしたの?」


と、言ってアーシアに確認をとったのである。

これにアーシアは、


「してないけど通信端末があるから大丈夫でしょ。それより行くんなら早く行かない?忙しいんでしょ?」


と、答えて挨拶はしなくても問題無いと言って早く行こうとテイルに訴えたのである。

これにテイルは、


「え、良いの?…まあ、アーシアが良いなら私は良いけど…」


と、答え、続けて、


「それじゃ行こっか?出来る限り急いで帰りたいからマシンアーマノイドで飛んでいこうと思ってるんだけど大丈夫?」


と、アーシアに尋ねたのである。

これにアーシアも、


「大丈夫。問題無いわ」


と、自身たっぷりに話したのでテイルも、


「わかった。それじゃ行きましょう」


と、言って二人で城の中庭に出たのである。

そしてテイルは、


「出でよワイバーン!」


と、いう声と共にワイバーンを出現させて搭乗し、アーシアも、


「出でよシルフ!」


と、言ってマシンアーマノイドシルフを出現させるとこちらも搭乗、直後に二機揃って離陸するとアークワイバーンに向けて飛び立ったのであった。

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