表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第二章 冒険と新たな仲間達

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

377/512

《テイル達とドイツ軍、合流》

テイル達が山岳地帯に突入したところで、ジャンが話していたようにドイツ軍の方からテイル達に通信が入ってきた。


「……お? どこかから通信だ」


「多分ドイツ軍だろうな」


「わかった、ちょっと出てみる。はい。こちらフェリアシティ王国女王、テイル・フェリアシティです」


「こちらはドイツ陸軍少将、ブラスト・シュツットバルトであります。テイル陛下、ご丁寧な挨拶に加えこの度の我が軍への協力、大変嬉しく感じています」


「ブラスト将軍の方こそご丁寧にありがとうございます。それで合流地点はどこになるのでしょうか?」


互いの挨拶もそこそこに、合流地点を尋ねていくテイル。

これにブラストの方も即座に応じ、テイルに合流地点の座標を伝えていく。


「合流地点は地図にマーキングしたものを送信します」


「わかりました、よろしくお願いします」


「はい。それでは通信を傍受される恐れがありますから、これで失礼します」


「了解です、それでは」


「はい、それでは」


こうして通信を終わらせたテイルは直後に送信されてきた地図を見て、マーキングされた地点をジャン達に共有していった。


「……お、地図データが送られてきた」


「テイル、そのデータ、俺達にも見せてくれないか?」


「わかった、今共有するね」


「すまんな……ああ、ここか」


「うん? ジャン、あなたこの場所のことを知ってるの?」


共有されたデータを見てのジャンの反応に思わず質問していくアーシア。

ジャンはそんなアーシアや、質問をしていないテイル達にも合流地点のことを説明し始める。


「以前行ったヨーロッパ連合軍とアメリカ軍との合同演習の時に一度だけな。まあその時だけなんだが」


「そうだったんだね。まあそれはそれとして合流地点に急がないとドイツ軍に怒られるかもしれないから、そろそろ行こうか?」


ジャンの説明を聞いたテイルが一同にそう伝えていく。

これに全員が頷いたことを確認したテイルが搭乗機ワイバーンの速度を上げていき、ジャン達も続いて速度を上げていく。

そうしてドイツ軍との合流地点に到着したテイル達をドイツ軍将兵一同が整列して出迎える。

そんなドイツ軍の近くにゆっくりと着陸していったテイル達は、着陸完了と同時にマシンアーマノイドから降りてドイツ軍将兵の前に歩いていき、ドイツ軍将兵一同に敬礼を行った。

これにドイツ軍将兵一同も敬礼を返していき、ドイツ軍将兵のなかからひとりの男性が歩み出てくる。


「お待ちしておりました、フェリアシティ王国軍の皆様。俺は今回の作戦の総指揮官、ブラスト・シュツットバルトです。よろしくお願いします」


テイルの前に立ったブラストはこう話してテイルに手を差し出してきた。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ