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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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訓練と首脳会談の始まり

アーシアに連れられて訓練所に向かったテイルは到着した訓練所で行われている兵士達の訓練に参加してみる事になったのである。

まず最初に参加する事になった訓練は拳銃での射撃訓練であった。


「あの的の中心を狙って撃てば良いんだよね?」


テイルはそう確認しながら銃を構えた。

それにアーシアが、


「そうよ。…はいみんな注目-!今からテイル・フェリアシティの射撃訓練が始まるよ-!」


と、答えると同時にそう叫んで周囲の兵士を集めたのである。

これにテイルは、


「お、いいね。観客が増えるとテンションが上がるからね」


と、言って、続けて、


「それじゃ始めるよ」


と、一言言ってから射撃訓練を始めたのであった。

そうして使用している拳銃の弾が無くなったところで狙っていた的を近くまで持ってきて確認した兵士達はその結果に驚くのであった。

その結果は射撃速度と射撃精度の両方で歴代最高得点を叩き出した物で兵士一同は感嘆の声を上げたのだがテイルは、


「うーん、ま、こんなもんか」


と、軽く反応しただけで終わったのである。

その後もテイルは挑戦した訓練の全てで歴代最高得点を叩き出し、その都度兵士達を驚愕させたのであった。

これにアーシアは、


「みんなも驚くだけじゃなくてこれぐらいの点数を出せるぐらい頑張ってねー!」


と、言って兵士達に告げたのであった。

一方で同じ頃、アルシアは執務室で今日の執務を行いながらアメリカ皇帝との会談の時間がやってくるのを待っていたのである。

そうして午前十時を過ぎたところで執務室に外務大臣がやってきて、


「陛下、お時間です。アメリカ皇帝の準備も間も無く終わるとの事です」


と、アメリカ皇帝との通信会談の始まりを知らせたのであった。

これにアルシアも、


「ええ、わかりました」


と、応じ、続けて、


「…それで大臣、私の服装ですが問題無いでしょうか?」


と、外務大臣に尋ねたのであった。

これに外務大臣は、


「それだけしっかりとした正装をしておられますから何も問題はありませんよ」


と、答え、続けて、


「それでは失礼します。全ての準備が整い次第戻って参ります」


と、言って執務室から出ていったのである。

そうして待つこと十分、再び外務大臣が執務室にやってきて、


「陛下、お待たせ致しました。只今アメリカ皇帝の準備も終わったとの事ですので、直ちに通信会談を始めさせていただきたく思います」


と、アルシアに告げたのである。

これにアルシアも、


「わかりました。すぐに始めてください」


と、言って応じたのである。

こうして通信設備が起動してアルシアの目の前にアメリカ合衆帝国皇帝、ジェームズ・F・ケネディのホログラム映像が現れたのである。

そしてそのホログラム映像のアメリカ皇帝はアルシアに近付いてきて、


「ご無沙汰しております、女王陛下。以前拝見した時よりもお元気そうでなによりです」


と、言って手を差し出してきたのである。

これにアルシアも、


「ご無沙汰しております、陛下。お会い出来て大変嬉しく思います」


と、答えて差し出された手をしっかりと握ったのであった。

こうしてアルシアとジェームズの通信首脳会談が始まったのである。

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