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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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《フェイトによる武装確認》

コルセアの武装一覧を見ていたフェイトは、次に試し撃ちする武装をミサイルに決め、その発射準備を始める。


「次は……背部ミサイルランチャーを使ってみようか」


「……うん? あいつなんで攻撃してこないんだ?」


「今撃ってきたら簡単に撃墜できたはずだが……?」


先ほどのレーザーキャノンの試し撃ちで、ダメージを受けていたロシア軍機二機のパイロットがフェイトの行動に疑問を感じている間に、フェイトは二機のロックオンを終わらせた。

そうしてフェイト機の様子を見ていた二機にミサイル攻撃を開始する。


「目標捕捉、背部ミサイルランチャー、発射!」


「……! ミサイルか!」


「動かなかったのはミサイル攻撃の準備のためか!」


「さてどうなるか、ちょっと見させてもらいますよ」


ミサイルを発射したと同時にそう呟いてミサイルの軌道を確かめていった。

一方でミサイル攻撃を受けたロシア軍機二機は、このミサイルを撃ち落としながらの回避行動を開始する。


「ふっ、このっ、落ちろ!」


「おらっ、そこだ!」


「……なるほど、コルセアのミサイルはこういう軌道で飛んでいくんですね。勉強になります」


ミサイルの動き方を見ながらのんきな感想を話すフェイトと、必死の形相でミサイルを撃ち落とすロシア軍パイロット、という対比になったこの戦いは、このあとのフェイトの攻撃行動ですぐに変わっていく。


「それではミサイルの軌道はわかってきたので、次は腕部小型リニアレールガンの試し撃ちを始めます」


「……ん? うおっ、また別のやつを撃ってきやがった!?」


「ちっ、まだミサイルの対処が終わってねぇってのに!」


ミサイル攻撃に続いて始まったフェイト機のレールガンでの攻撃に対して文句を言いながら対処を続けるロシア軍パイロットに、武装の確認が終わったフェイトが本気の攻撃を開始する。


「試していない武装はなくなりましたね。それではそろそろ本気でいかせていただきます!」


「……え? なんだ!?」


「レーザーライフルにミサイルに、レールガンも!?」


「くそっ! 今までは一つずつを使った攻撃しかしてこなかったっていうのに!」


突然始まったフェイト機の猛攻撃に文句を言いながらなんとか対処していくロシア軍パイロット達に、フェイトはレーザーライフルとレールガンを連射しながらレーザーキャノンの最大出力発射の準備を始め、準備が完了した瞬間、ロシア軍機二機の間に向けて発射した。


「はっ? えっ……」


「あっ!? しまっ……」


ミサイルにレーザーライフル、レールガンによる攻撃を回避している間に接近していたロシア軍機二機は、レーザーキャノンの一撃で両機とも撃墜されたのである。

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