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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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《合流、そして反撃計画》

ジャン達との合流に成功したテイルはまずは三人が無事であるかを確かめる。


「ジャン、それにエストにアーシア! 三人とも無事ね?」


「テイルか……。すまん、暴走しちまった……」


「それはいい。それよりも先に質問に答えて。エストとアーシアも無事よね?」


「……ああ、無事だ。なあ二人とも?」


「ああ、無事だ。なにも心配ないぞ、テイル」


「うん、私も大丈夫だよ」


テイルの問い掛けに三人が答え、三人の無事を確かめることができたテイルが続けて現在の状況の確認をしていく。


「それじゃあジャン、状況報告をお願い」


「わかった。とりあえず今は押し寄せてきているロシア軍部隊をなんとか食い止めている。もっとも俺達が到着するまではだいぶ押されていたが」


「なるほどね。それなら今からはこのロシア軍を追い返していきましょうか」


「ああ、そうしよう」


現状を理解したテイルが次にやること、現在地域からのロシア軍の撃退作戦を始めていくことを宣言した。

その第一段階として、テイルは自分達を追い掛けてきているロシア軍部隊に向けて魔法を発動する準備を始める。


「とりあえず足止めと数減らしを兼ねて、後ろの部隊にギガストームを使っていくか」


「む? ということはわらわ達は後ろの部隊を気にしないで良いということかの?」


「そうだね。だからみんなは前方にいる敵部隊を蹴散らしてほしい」


「ふむ、了解じゃ、テイルや」


テイルの発言を聞いたリューネルンがテイルに自分達が追撃部隊を相手にしなくても良いのかと尋ねていく。

これにテイルが穏やかな笑顔で答え、同時に攻撃目標の指示も出していった。

これにリューネルンが即座に応じ、リューネルン以外の仲間達も応じて前方に展開しているロシア軍マシンアーマノイド隊に攻撃を開始する。


「了解だ。攻撃を再開するぜ!」


「こちらも了解した」


「わかったよ、テイル!」


「了解致しました、マスターテイル」


「わかったわ、テイル」


「うん、みんな任せた。それじゃ敵味方識別開始、と……」


仲間達の返答と敵部隊に突撃していく光景を見届けたテイルがギガストームの準備を始めたところで、ようやくテイル達に追い付いてきたロシア軍部隊が単機で立ち塞がる形になっているテイル機、ワイバーンに向けて猛攻撃を行ってきた。

これに対してテイルの様子をチラチラ見ていたフェイトが反応してワイバーンの近くに戻ってくる。

このフェイトの動きにテイルが反応してフェイト機に通信を繋ぎ、フェイトにこの行動について質問していった。

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