報告会 その二
PV数1000突破!
皆様、ありがとうございます!
頑張ります!
フレイルの言葉を受けてカプリコーンが、
「了解じゃ。まずはマシンアーマノイドじゃがはっきり言って微妙じゃな。作られたのが三年前じゃからか今の最新型の量産機と比較してもあまり差が見られん。これはそんなに警戒しなくてもいいかもしれんのう」
と、言ってマシンアーマノイドワイバーンは脅威ではないと報告したのである。
ただ、それに付け加えて、
「ただ一つ気になるのは最初にあれと戦った者達と次に戦った者達では使っていた武器に違いがある事なんじゃが…気にしすぎかのう?」
と、話したのである。
この報告にフレイルとオブルクは、
「一回目の戦いと二回目の戦いで武器が違う、か…。どう思うか、オブルク?」
「…そうですな…最初から武器が用意されていたのか、それとも一回目の戦いと二回目の戦いの間に新しく武器を作ったかで評価が大きく変わってきますね…」
「作れたとすれば作れるだけの設備がある、という事か…」
「そうなります」
と、話してカプリコーンの報告よりも脅威度を少し高めに設定したのであった。
そしてフレイルはカプリコーンに、
「それでは艦の方についての報告を頼む」
と、言って次の報告をするようにと言ったのである。
これにカプリコーンは、
「了解ですじゃ。正直に言ってマシンアーマノイドよりも艦の方が脅威じゃな。こちらの全艦隊の一斉掃射で傷一つ付けられん防御能力、逆にこちらの艦は一撃で沈められる圧倒的な攻撃能力、さらには超威力の艦首砲も持っているときたもんじゃ。おまけに六隻ある。…どう考えてもマシンアーマノイドよりもこっちの艦の方が秘密兵器じゃと思うがのう…」
と、言ってアークワイバーン級巨大戦艦の報告を行ったのである。
この報告を聞いたフレイルとオブルクは、
「…なんだその明らかにオーバースペックな艦は?奴ら何と戦うつもりでそんな艦を建造した?」
「…我々以上の存在との戦いに備えた…という事でしょうか…?」
「そうだとしてもやり過ぎだと思うが?」
「…それはそうですが…ですがそうとしか考えられません」
「…奴らは何と戦う気なんだ…」
と、話し合ったのである。
そうしてカプリコーンが、
「新兵器については以上かのう。という事は報告会はこれで終わりでいいのかの?」
と、言ってフレイルに尋ねたのである。
これにフレイルは、
「…そうだな、お前はもういっていいぞ、カプリコーン」
と、言ってカプリコーンにはもう退室していいと伝えたのである。
これにカプリコーンは、
「そうか、それなら行かせてもらうぞい」
と、言って退室していったのである。
そして残ったフレイルとオブルクも、
「それでは俺達も解散するか?」
「…そうですね、今日はもう終わりにして、また明日対策を考えるようにしましょう」
と、話してフレイルとオブルクの二人も退室していったのであった。




