表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

277/512

《それぞれのアラスカの戦場予想》

テイルの指示を聞いたマヤが即座にブリッジにテイルの指示を伝えていく。


「各員に告げる!これよりテイル様達の発進シークエンスに移行する!行動開始!」


「了解!!」


マヤの指示を受けてテイル達の出撃準備を始めていく乗組員達。

彼らはマヤの指示を受けてから三十秒ほどで発進準備を終わらせてテイル達を次々と出撃させていった。


「テイル・フェリアシティ、ワイバーン、いざ、推して参ります!!」


「エスト・フェリックス、グローツラング、出撃する!」


「アーシア・ウインブライト、コルセア、いくわよ!」


「ジャン・F・ケネディ、コルセア、出るぜ!!」


「リューネルン・ライズ、コルセア、出るぞ!」


「テオ、コルセア、出ます」


「フェイト・ブルーアイ、コルセア、いきます!」


こうしてテイル達が出撃していったあとのブリッジでは、マヤ達がテイル達のマシンアーマノイドを眺めながら会話を行っていた。


「全機の出撃を確認、これで発進シークエンスを終了させます」


「了解。それではこれより戦闘航行モードに戻します」


「……ふぅ、さて、アラスカは今どのような状況になっているんでしょうか……。なにか、レーダーに反応はありますか?」


「いえ、まだなにもありません、艦長」


「……そうですか」


索敵を担当しているクルーからの報告を聞いて少しだけテンションを下げたマヤに副艦長のアトレーが声を掛ける。


「艦長、お気持ちはわかりますが、今からそんなに気を張っていては戦闘になった時には疲れ果ててしまいますよ。もう少しだけリラックスを、お願いします」


「ああ、アトレー副長、ありがとう。……気を使わせてしまいましたね」


「お気になさらずに。……しかし……本当にアラスカの地でなにがあったのでしょうか?」


「……わかりません。ですから最大限の警戒をしながら進まなくてはいけません」


「そうですな。各員、どんな小さな異常も見逃すなよ!」


「了解しました!!」


アークワイバーンのブリッジでこのようなやり取りが行われているのと同じように、出撃したテイル達も会話を行っていた。


「……おかしいな、本当に友軍がいない」


「もうほとんどロシア軍を追い返して、アラスカの地から叩き出したとか?」


「……それなら後方に友軍がいない理由は?」


「……後方の部隊も手柄を立てるために最前線に出て暴れているとか?」


「……ああ、その可能性もあるのか」


「そうそう。だからそんなに深刻に考えなくても良いんじゃないかな?」


「……そうだね、もう少しリラックスして進んでみようか」


仲間達の発言を聞いたテイルはそう言って少しだけ肩の力を抜いて前進していくようになる。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ