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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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《慣らし操縦の予定》

リューネルンの説得に成功したテイルは続けてリューネルンにフェイト、テオにエストの四人に声を掛けていく。

これに四人もそれぞれの反応を返す。


「それじゃあと言うか、リューにフェイトにテオにエスト、この四人はコルセアの受領が終わったらすぐに慣らし操縦をやってもらうつもりでいるから、その準備とかはしておいてね?」


「ほう、受領後すぐにか。わらわは別に構わんがの」


「私も大丈夫よ、テイル。それにしても新型機か、楽しみね」


「私もマスターリューネルンと同様に問題はありません。それよりも早く新型機の動きに慣れなければという思いの方が強いです」


「了解した、テイル。コルセアの乗り心地は俺も気になるからな」


この四人の反応を聞いたテイルが今度はジャンに話し掛ける。


「四人が了承してくれたところでジャンに頼みたい事があるんだけど、良いかな?」


「うん?俺か?……受けるかどうかは内容を聞いてからにしたいんだが、それで大丈夫なら」


「大丈夫、大丈夫。簡単な事だから」


「簡単な事ねぇ……。まあとりあえず話してくれよ、それで決めるから」


「了解。それじゃ話すね?リュー達四人とアーシアのコルセアの慣らし操縦の監督役をやってもらいたいんだけど良いかな?ほら、私達の中ならジャンが一番コルセアの挙動に詳しいだろうからさ」


「……ああ、そういう事か。なるほど、それなら確かに俺に頼んでくるだろうな。わかった、任せてくれ。ばっちり監督役の任を遂行して見せるぜ」


「うん、期待してるよ、ジャン」


ジャンの返事を聞いたテイルが笑顔で答えるとジャンやリューネルン達から視線を外して呟いた。


「……マヤさん、コルセアの譲渡が完了したとかの報告をしてこないけど、何かあったかな?……ちょっと顔を出してみるかな?」


マヤからの連絡が無いことに対してテイルがこう呟き、これにジェーンが、


「まあ新型機の譲渡とファルンのエルヴァンディアへの新型機の持ち帰りを同時に行っているんだろうからな。少しは時間がかかるんじゃないか?」


このように言って声を掛けてきた数秒後にテイルの元にマヤから連絡がきて、それを受けたテイルがマヤの報告に応答を始める。


「少し遅くなりましたでしょうか、テイル様?」


「そうだね、今ちょうど遅いねって話していたよ」


「申し訳ありません、アメリカ軍との手続きやファルンさんに新型機三機を引き渡してエルヴァンディアに帰還していただいたりで手間取ってしまいました」


「いや、無事に終わったんならそれでいいよ。それよりも新型機はもう動かしても大丈夫なようになってるの?」


「はい、それは大丈夫です」


「わかった。それならすぐにリュー達に行ってもらうよ」


「かしこまりました。それでは皆様の到着をお待ちしております」


「うん、それじゃあね、マヤさん」


「はい、テイル様」


そう言ってテイルはマヤとの通信を終わらせていった。

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