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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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王国滅亡の原因

ここまでのエストの話を聞いたジャンは、


「三年前にそんな事があったのか。しかし初耳なんだが……?父上からも何も聞いていないしな」


こう話してエストの話に反応するとケネディ皇帝からも何も聞かされていないとエストに答える。

これにエストは、


「まあ滅亡の直接の原因になったからな。あまり口に出したくない話題ではあるだろうな」


そう言ってケネディ皇帝の心情を推測していった。

このエストの言葉にジャンは、


「父上達が新型戦艦に新型マシンアーマノイドを見に行った事が滅亡の直接の原因って事か?なんでそうなる?」


このように話してエストに問い掛ける。

このジャンの質問にエストは、


「確かにただ各国の国家元首や軍最高司令官が集まってきていただけなら滅亡の直接原因にはならないだろう。だがそこにタイミング良く魔王軍が攻め寄せてきたら?しかもその魔王軍がその当時の魔王軍の総力を結集させた最精鋭軍だったら?この場合のどういう判断になるかな、ジャン?」


こう話して三年前にフェリアシティ王国が滅亡した時の事を説明していき、その上でジャンにどう判断するかを尋ねていった。

このエストの説明と問い掛けを聞いたジャンは、


「……なるほど、そんな状況だったのか……。そう説明されたのなら各国の国家元首や軍最高司令官が集まってきていた状況がフェリアシティ王国滅亡の直接の原因になったという話も理解できる」


そう言って何度も頷いていくと続けて、


「それと話を聞いて思ったんだが、各国の国家元首や軍最高司令官が集まってきていた時と魔王軍の襲撃のタイミングが良すぎないか?」


このように頭に浮かんだ疑問をエストにぶつけてみた。

これにエストは、


「ジャンもそう思うんだな。俺達もそう思っている」


こう答えるとエストは更に続けて、


「それを踏まえての俺達の共通認識は、魔王軍のスパイが情報をリークした、こうなっている。これはジャンにも知っておいてほしい」


そう言ってジャンに自身やテイル達の考えを話すと同時に、ジャンにも人間界や精霊界のどこかに魔王軍のスパイが入り込んでいる事実を認識するように頼んでいく。

このエストの頼みを聞いたジャンは、


「それはもちろんだ、エスト。それでなんだが、ひとつ聞いていいか?」


このように話してエストの頼みを聞いた上でエストに、


「その情報は父上達にも伝えて大丈夫か?できればアメリカ政府にも、いや、新生NATO所属国の全てに伝えて情報の共有を行いたい。どうだろうか?」


こう話して尋ねてきた。

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