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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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三年前、滅亡前

ジャンの催促を受けたエストはジャンに、


「続きはさっきの論戦と同じようにテイルが論戦の相手を全員論破して一旦本国に帰る事になった。これがフェリアシティ王国の終わりの始まりになる」


そう言って話すと溜め息を吐く。

そんなエストにジャンが、


「終わりの始まりか……。でも本国に戦艦とマシンアーマノイドを取りに帰っただけだろ?なんで滅亡に直結するんだ?」


こう話して再度エストに尋ねていく。

このジャンの次の質問にエストは、


「ただ取りに帰っただけなら良かった。問題は取りに帰った物が当時の最新鋭の戦艦とマシンアーマノイドで、その建造にフェリアシティ王国の資金と資材だけでなく人間界と精霊界の各国家の資金と資材も使われたという事だ」


そのように話すともう一度、今度はさっきよりも深い溜め息を吐いていった。

そんなエストにジャンは、


「度々溜め息を吐いてるところ悪いんだが、アークワイバーン級とワイバーンタイプの建造に各国家の資金と資材が使われたらなんでフェリアシティ王国が滅亡するんだよ?関連がわからないんだが?」


このように話して更にエストに質問を続ける。

そんなジャンにエストは、


「……なぁジャン、ジャンの質問に答える前に先に俺の質問に答えてもらっていいか?」


こう言って逆にジャンに質問を行った。

このエストの逆質問を受けたジャンは、


「うん?別に良いけど、どんな質問だ?」


こう答えてエストに質問の内容を尋ねていく。

これにエストは、


「まあ簡単な質問だよ。フェリアシティ王国が滅亡した日の前後にケネディ陛下がどこか遠くの国に外交とかなんとか言って出国したとか、そんな話を聞いた事はないか?」


そう言ってジャンに尋ねていった。

このエストの問い掛けを受けたジャンは、


「あの時に外交の為に出国ねぇ……。すまんが聞いた事はないな」


このように言ってエストに答える。

するとこの返答を聞いたエストが、


「ふぅむそうか……。いや、知らないならそれでいい。知っていたら説明が楽になるかもしれんと思っただけだからな。だから気にしないでくれ」


こう話してジャンに伝えると続けて、


「それじゃ続きを話そう」


そう言ってフェリアシティ王国滅亡時の話の続きを語り始めていった。


「戦艦とマシンアーマノイドを取りに帰ったのは良かったが、その場に人間界と精霊界の各国家の国家元首クラスの要人や軍の最高司令官クラスの最上位クラスの軍人が大勢集まってきていた。これが王国滅亡の原因のひとつになる」


ここまでを話すとエストはまた溜め息を吐いていった。

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