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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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三年前の意見対立

エストの話を聞いたジャンはエストに、


「エストがそう言うって事は三年前の事か。なるほどな」


と、言って軽く頷くとジャンは続けて、


「なあエスト、根本的な質問を質問をして良いか?」


と、言ってエストに尋ねていく。

このジャンの問いにエストは、


「根本的な質問?構わないが一体どんな質問なんだ?」


と、言ってジャンがどのような質問をしたいのかを逆に尋ねていった。

このエストの反応を聞いたジャンは、


「すごく簡単で個人的に恥ずかしい質問なんだが」


と、言って前置きをしてから、


「結局三年前に何があったんだ?そこのところを俺はよく知らないから詳しく教えてほしいんだよ」


と、言ってエストに話していったのである。

このジャンの質問を受けたエストは、


「うん?そうかジャンはあれを知らなかったのか」


と、言って少しの間どこか遠くを見る目をした後で、


「わかった、話してやるよ。あまり良い記憶じゃないから気は進まんがな」


と、言ってジャンに一言伝えてから三年前、フェリアシティ王国滅亡時に起きたテイルとそれ以外のメンバーとの意見の対立についてジャンに話して聞かせ始めた。


「当時俺達は魔王軍との戦争で連戦連勝、遂に魔王軍本土パンデモニウムに攻め込むという状況になった時だった。その日いよいよパンデモニウムに向けて出発する準備を開始しようとしたところでフェリアシティ王国本国からアークワイバーン級戦艦六隻とワイバーン型マシンアーマノイド六機が完成したと報告が入ってきた。これが意見の対立の始まりになる」


エストはここまで話したところで一度話を区切っていく。

そうしてエストは一呼吸置いたところで続きを話し始めようとしたところでジャンが、


「アークワイバーン級戦艦とワイバーンタイプのマシンアーマノイドが完成した事とテイル達の意見の対立にどんな関係があるんだ?」


と、言ってエストに尋ねていくとこの質問にエストが、


「その完成したアークワイバーン級六隻とワイバーンタイプマシンアーマノイド六機を受け取りに帰るか、帰らずにパンデモニウムに攻め込むかで意見が対立したんだ。これでテイルとテイル以外のメンバーとの論戦が始まった」


と、言ってジャンに意見の対立が起きた経緯を説明していった。

するとこの説明を聞いたジャンが、


「なるほどな、つまりテイルが帰ると言って、それ以外のメンバーがこのまま攻め込もうと言ったのか」


と、言って深く頷いていくとエストに、


「それで続きは?どうなったんだ?」


と、言って続きを話すように催促をしていった。

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