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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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深夜ワイン会

エストが一人でワインを呑んでいるところにジャンがやってきてエストに、


「お、今日も呑んでるのか、エスト」


と、言って声を掛けたのであった。

これにエストは、


「ああ、ジャンか。そうだな、明日は呑めないかもしれないからな。今の内にちょっと、な」


と、言ってジャンの言葉に答えていった。

このエストの答えを聞いたジャンは、


「おいおいエスト、明日の戦いは勝ったも同然だから呑めないなんて事はないはずだぞ?」


と、言ってエストの返答に反応して言葉を返すと、このジャンの言葉にエストが、


「そう言って勝ったも同然とか話していて油断してると大敗するかもしれんだろ?それに実戦はなにが起きるかを完全に予測する事は難しい。そうは思わないか?」


と、言ってジャンに尋ねていった。

このエストの問い掛けにジャンは、


「まあ、そう言われればそうなんだが……」


と、言って表情を曇らせると続けて、


「けどその話を酒呑んでる奴に言われたくは無いな……」


と、言ってワイングラスを傾けているエストに指摘する。

このジャンの指摘を受けたエストは、


「ああ、俺もそう思ってる。だから今日はワイン一杯だけで止めようと思ってるんだ」


と、そのように言ってワインをチビりと口に含む。

そんなエストにジャンは、


「それじゃ今日も一緒に、というのは難しいか?」


と、言って尋ねていった。

このジャンの複数杯のお誘いともとれる発言にエストは、


「一杯だけという条件付きだが、それで良いなら付き合ってほしい。どうだ?」


と、言ってジャンに空のワイングラスを差し出したのであった。

このエストの誘いにジャンは、


「それは喜んで受けさせてもらおう。それで一ついいか?」


と、言ってエストの誘いを受けた上でエストに頼み事をしようと声を掛けた。

これにエストは、


「うん?別に構わないがなんだ?」


と、言ってジャンの頼みを尋ね、これにジャンが、


「自分で酌をするするのもちょっと寂しいから酌をしてもらいたいんだが良いか?」


と、言ってエストに尋ね、これにエストが、


「そんな事か。ほれ、これぐらいでいいか?」


と、言ってジャンのワイングラスにワインを注いで互いにグラスを少し掲げると、


「では乾杯」


「ああ、乾杯」


と、お互いに言ってワインを呑んでいった。

そうして互いにワイングラスを空けたエストとジャン。

そこでジャンはエストに、


「話題は大きく変わるんだが、テイルはいつもああなのか?」


と、言って今日のテイルの言動について尋ねていったのである。

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