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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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昼食と文句

メンバー一同の冷たいツッコミを受けたテイルは、


「あ~、みんなひどーい!!良いもん良いもん、勝手にお昼食べてお風呂に入ってやるんだから!!」


と、言って食堂に向けて歩き始めていったのである。

これにメンバー一同は、


「……私達はどうする?」


「……お腹空いたし私達もお昼食べる?」


「……そうだな、そうするか」


「それじゃ俺達も食堂に行くか……」


と、言ってテイルが向かった食堂に自分達も向かったのであった。

そして食堂でテイルと再度合流したメンバー一同はテイルに、


「さっきは悪かったよ、謝るよ」


「ごめんね、テイル」


「とりあえず機嫌直して一緒に食べようぜ?」


と、言って全員がテイルの近くの席に座っていったのである。

これにテイルは、


「……いっつも最終的には私の案を採用してるのになんでいつも文句を言うかなぁ……?それがどうしてもわかんないんだけど?」


と、言ってメンバー一同に尋ねたのであった。

これに一同は、


「……まあ一応議論をしておかないとテイルの独裁国家とかって周辺国から言われて後ろ指を指されそうだし……」


「それに色々と話し合った方が良い意見が出るかもしれないじゃない?」


「更に言うと、今のままだとテイルにばっかり負担がかかってテイルの健康状態が悪くなる可能性も出てくるでしょ?だからだよ」


と、言ってテイルの言葉に文句を言う理由を話していったのである。

このメンバー一同が話した理由についてテイルは、


「それで新しい意見が出るなら良いけど、最終的な意見は私が最初に話した提案にちょびっとみんなの意見を足したようなやつばっかりじゃない!だったら私が出した提案をそのまま採用で良いじゃない!」


と、言って自身が感じていた不満をメンバー一同にぶつけたのであった。

更にテイルは続けて、


「それに私の健康状態云々の話も私の意見に意味の無い反論をされる時のストレスも関係してくるような気がしてるんだけど、これは私の気のせい?」


と、言ってメンバー一同に尋ねていったのである。

これにメンバー一同は、


「……ごめんなさい……」


「……謝るから許してください……」


「……それにこれからはもっとテイルの助けになるような意見を出せるように努力します……」


と、言って全員でテイルに謝罪をしたのであった。

このメンバー一同の謝罪を聞いたテイルは、


「……わかればよろしい。それじゃお昼を食べましょうか?本当にお腹空いちゃったよ……」


と、言ってメンバー一同に一緒にお昼を食べていこうと声を掛けていったのである。

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