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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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論戦の発生とその結末 

メンバー一同から総ツッコミを受けたテイルは、


「ええい、めんどくさい!!文句があるならみんなまとめてかかってこい!!全員蹴散らしてやるわ!!ただし直接戦闘じゃなくて話し合いでね!!」


と、言って啖呵を切ったのであった。

するとテイルのこの発言を聞いたメンバー一同が、


「望むところだ!!」


「覚悟しろよテイル!!」


「今日こそお前を言い負かしてやるからな!!」


と、口々に言って次々とテイルに論戦を挑んでいったのである。

こうして始まったテイルとそれ以外のメンバーによる論戦は三時間に渡って続いたものの、最終的にはテイルが全メンバーを論破して勝利するというものになり、論戦に負けたメンバー一同は、


「……相変わらずえげつない口撃能力……」


「……なんでこの人数で挑んで全滅するんだよ……」


「……テイル恐るべし……」


と、口々に言ってその場に突っ伏したのであった。

一方のテイルは、


「どうだ見たかぁ!!これで誰も文句ないだろ!?」


と、言ってメンバー一同に向けて吼えると続けて、


「も~、みんなのせいで汗かいちゃったじゃない!!どうすんのよ、これ!?」


と、言ってメンバー一同に半ギレ状態で問い質したのである。

これにマヤが、


「テイル様がお望みでしたらお風呂の用意を致しましょうか?」


と、言ってテイルに尋ねてきたのであった。

このマヤの提案を聞いたテイルは、


「え?マヤさん良いの?」


と、言ってマヤに確認を行ったのである。

このテイルの確認の言葉にマヤは、


「はい、勿論です。ただ、テイル様がお望みなら、の話になりますが」


と、言ってテイルの言葉に答えたのであった。

これにテイルは、


「そりゃ当然望むわよ!お風呂入りたいもん!!」


と、言ってマヤにお風呂の用意をリクエストしていったのである。

このテイルのリクエストを聞いたマヤは、


「畏まりました。それではすぐにお風呂の用意を始めさせていただきます。用意が終わるまで少しばかりお待ちいただきたく思います。それでは失礼致します」


と、言ってこの場から離れたのであった。

そうして立ち去っていくマヤの姿を見ながらテイルは、


「……さて、お風呂の用意が終わるまで何するかな~」


と、言ってマヤのお風呂の用意が出来るまで何をしてすごすかを考え始めたのである。

しかしその時、テイルのお腹から、


「グギュルルルルル……」


という激しい音が聞こえてきたのでテイルは、


「……予定が決まって良かったのか、恥を晒した事を後悔するべきなのか……。みんなどう思う?」


と、言って尋ねたのであった。

これにメンバー一同は、


「どうでもいいわ」


と、言って冷たく突き放したのである。

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