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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ライトの悪癖

テイルの質問にチーフメカニックはテイルを、


「まあまあテイル様、とりあえずこっちに来て下さい。一緒にモニターを見ながら説明しますから」


と、言って自身の近くに呼び寄せるとモニターを見ながらテイルに、


「ほら、見て下さいこれ。これが今回の強化…じゃないですね、進化ですね、その項目ですよ。」


と、言って説明をし始めたのであった。

こうしてモニターを見たテイルは、


「…ほう、これはまたトーリア機と戦った時に溜まったストレスが一気に解消出来そうな強化パーツが作られてるねぇ…」


と、言って人の悪い笑みを見せたのである。

このテイルの様子を見たライトが、


「良いなあ、テイル姉の機体ばっかり強化されて。そのせいで私達の機体の強化が後回しにされていくんだけど、テイル姉、これについて何か私達姉妹に言う事は無い?」


と、言ってテイルに不公平だと文句をぶつけたのであった。

このライトの発言を聞いたテイルは、


「…ライト、あなたセレス博士が話したワイバーンタイプマシンアーマノイドの特徴の一つ、完全に忘れてるわね?」


と、言ってライトに尋ねていったのである。

このテイルの問い掛けにライトは、


「…ん?なんか言われてたっけ?」


と、言って本気でわからないといった表情でテイルや他の姉妹達に逆に尋ねたのであった。

このライトの質問にテイルが、


「…あのねライト。セレス博士が私達に教えてくれたワイバーンタイプの特徴の一つに、各機体の進化情報とデータ及び強化情報とデータはそれぞれのアークワイバーン級戦艦のメインCPUに蓄積及び共有されてるって。だから私の機体の進化情報とデータ及び強化情報とデータはもう既にみんなの艦のメインCPUに蓄積及び共有されてるの。だから多分ライトがアークサラマンダーに戻ったら機体の進化が、とか言われると思うわよ?」


と、言って長々と説明していったのである。

このテイルからの説明を聞いたライトは他の姉妹達に、


「…今のテイルの説明、みんなはセレス博士から直接聞いたの…?」


と、言って恐る恐る尋ねたのであった。

これに姉妹達は、


「当然よ~。三年前のあの日にちゃんと聞いたわよ~」


「…やっぱりお前は何も聞いてないし何も覚えてないんだな馬鹿ライト?」


「…あの時、みんないてみんな一緒に聞いた…。覚えてなかったのはライトだけ…」


「…私もちゃんと聞いて、覚えていました、ライト姉様…」


と、言ってライトの質問に答えてきたのである。

そしてテイルが止めに、


「…さてライト。私達姉妹に何か言う事は無い?」


と、言ってライトに尋ねていったのであった。

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