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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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夕食の終わりと自由時間

エストの返答を聞いたジャンが、


「なるほど、それ以外のメンバーとは食の好みが合わない事が多かったという事か」


と、言って頷いたところでエストが、


「いや、食に関しては好みよりももっと大きな問題がある」


と、言ってジャンに話し掛けていったのである。

これにジャンは、


「…ん?好みよりも?………あ、もしかして…」


と、言ってエストの言葉を聞いてから少し考えて一つの可能性に辿り着くとエストに、


「好み以上の問題っていうのは、食べる量か?」


と、言って尋ねたのであった。

このジャンの解答を聞いたエストは、


「正解。その通りだよ、ジャン殿。食に関してのテイルとフェイトの二人とそれ以外のメンバーとの決定的な違いは好みよりもその食べる量だ。テイルとフェイトの二人はそれこそ大食い大会に出場して優勝出来るレベルで食べるんだが、それ以外のメンバーは基本的に食べる量が普通だからな。ここがテイルとフェイトの二人とそれ以外のメンバーとの仲の良さの違いになってるな」


と、言ってジャンに説明をしていったのである。

このエストの説明を聞いたジャンは、


「…それじゃあ今以上にテイルと仲良くなろうと思ったら食事量を増やさないといけなくなるのか?」


と、言ってエストに質問したのであった。

この質問にエストは、


「そんな事はないさ。あくまでも判断基準の一つという話だからな」


と、言ってジャンに返答するとエストは続けて、


「…お、みんなの料理も届き始めたな。テイルも言っていたが、料理が届いた者から順々に食べていこう」


と、言ってすでに食べ始めているテイルとフェイト以外の全メンバーに話していったのである。

このエストの声に応じるように料理が運び込まれ始め、それと同時にテイルとフェイト以外の全メンバーが、


「「「「「「「はーい、それぞれにいただきましょう!」」」」」」」


と、言ってエストの声に答えて夕食を食べ始めたのであった。

その後は特に問題も起きずに夕食を食べていき、そうして全員が夕食を食べ終わったところでテイルが、


「それじゃあここに来る前に話した通り、今からは自由時間にします。ただしあまり夜更かしはしないように。では解散!」


と、言って全メンバーに話した後で自身はすぐにお風呂に直行したのである。

そんなテイルの後を追い掛けるようにリューネルンが、


「待つのじゃテイル。わらわも風呂に入るぞ?」


と、言ってテイルにくっついていったのである。

これにテイルは、


「…テオ、あなたも来なさい。ボディーガードが必要な予感がする」


と、言ってテオを呼んでお風呂に向かったのであった。

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