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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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夕食前の雑談

食堂に到着したテイル達はすぐにそれぞれが食べたい物を頼むと早速ジャンがテイルとフェイトに、


「…マジでもう食えるのか?あれだけ食べてたのに?」


と、言って改めてもう食事が出来るぐらいお腹が空いているのかを尋ねていったのである。

これにテイルとフェイトは、


「もう大丈夫だよね、フェイト?」


「そうだね、大丈夫だね、テイル」


と、言って話し合ってからジャンに、


「確認もしたから大丈夫だよ、ジャン」


「ええ、私も大丈夫ですよ、ジャンさん」


と、言って先程の質問への返答を行ったのであった。

これにジャンは、


「…わかった、ありがとう。それとすまんかった…」


と、言ってテイルとフェイトの二人に軽く頭を下げていったのである。

このテイルとフェイト、ジャンのやり取りを懐かしいものを見る感じで見ていたエストにマヤ、それからテイルの姉妹達にジャンは、


「…なんか視線を感じるんだが…気のせいか?」


と、言って尋ねていったところでエストが、


「いや、すまん。随分と懐かしい光景だな、と思ってな」


と、言ってジャンの言葉に答えたのであった。

このエストの返答にジャンは、


「…懐かしい?…今のこの光景が?」


と、言ってエストに問い掛けていったのである。

このジャンの問いにエストは、


「ああ。テイルとフェイトの底無しの食欲に初めて出会って圧倒される新入りの構図。本当に久しぶりに見たな。これを見ると、ああ、本当にフェイトが帰ってきたんだなぁ…と実感出来ると言うものだな」


と、言ってジャンに話したのであった。

この話を聞いたジャンはエストに、


「…その口振りだとフェイトはかなり昔からテイルと一緒にいたような感じがするんだが…そうなのか?」


と、言って再度エストに問い掛けていったのである。

再度のジャンの問い掛けにエストは、


「ああ、そうだ。フェイトはテイルの近親者以外ではテイルのもっとも古い友人になる。近親者以外でテイルが一番心を許している相手だな」


と、言ってジャンに説明していくとこの説明にリューネルンが、


「全く口惜しい事よ、あの偽善者め。わらわの方が先にテイルと出会っておれば今頃わらわとテイルは相思相愛の仲じゃったろうに…」


と、言って本気で悔しそうな表情でテイルとフェイトの楽しそうな笑顔を見ていったのであった。

そんなリューネルンの言動にエストは、


「…リューネルンはこの際無視するとして…」


と、言ってジャンに向き直ると、


「まあそんな感じの関係なんだ、テイルとフェイトは。すまなかったな、変な表情で貴方を見てしまって」


と、言ってジャンに頭を下げていったのである。

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