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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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フェイトとの合流

大食い大会が終わったところで本格的に合流したテイル達とフェイトは挨拶と互いの近況報告を始めたのであった。

まずはテイルが、


「改めて久しぶり、フェイト。元気にしてた?」


と、言ってフェイトに尋ねていったのである。

これにフェイトは、


「ええ、久しぶりね、テイル。私は元気だったよ。テイルはどうだったの?それに他のみんなは?元気だった?」


と、言ってテイルの質問に答えると逆にテイル達に尋ねたのであった。

このフェイトの問い掛けにテイル達の中からまずはテイルが、


「私は元気だったよ。途中数年間記憶喪失で完全に別人になってたけど」


と、言って答え、続けてアーシアが、


「私も元気だったよ。ただ魔王軍との戦争は辛かったけどね…」


と、言ってフェイトに話すとこれに続いてテオが、


「…私はサイボーグなので体調の好不調がわからないのですが…私も…元気?でした…?」


と、言って答えると女性陣の中では最後に残ったリューネルンに注目げ集まったのだが、リューネルンはフェイトへの抵抗なのか何も話そうとしなかったのでテイルが、


「テオ、マスターとして命じる。リューが元気だったかどうかをフェイトに話して?」


と、言ってテオに命令したのだった。

これにテオが、


「了解しました、マスターテイル」


と、言ってテイルに頭を下げるとすぐにフェイトに、


「ではフェイト、話します」


と、言ってフェイトに向き直るとすぐに、


「マスターリューネルンの三年間ですがいつも元気でした。ただ毎日のように、明日もフェイトと遭遇しませんように、と何かに祈っていました」


と、言ってリューネルンの三年間についてフェイトに話したのであった。

このテオの行動にリューネルンが、


「なっ…、テオ、お前!!なぜ勝手にわらわの三年間をフェイトなどに話す!?お前にはわらわへの忠誠心という物は存在せんのか!?」


と、言って怒鳴り付けたのだが、これにテオは、


「忠誠心はあります。ですがマスターリューネルンの命令よりもマスターテイルの命令が優先されます。ですからマスターテイルの命令を優先しました」


と、言って少々無慈悲にリューネルンに答えていったのである。

このテオとリューネルンのやり取りを見ていたフェイトは黙ってリューネルンに近付いていくと、


「よしよし、リューネルン、大丈夫よ、私と神はいつもあなたの味方ですからね?」


と、言いながらリューネルンを抱き締めていったのであった。

このフェイトの言動を受けたリューネルンはフェイトに、


「えぇい、相変わらず鬱陶しい乳牛め、わらわに触れるでないわ!!それと無能、テオ!!主らもいい加減に離さんか!!」


と、言って周辺三人に対してぶちギレていったのである。

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