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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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232/512

決勝戦終盤

ジャンがその様子をわんこラーメンと表現した決勝戦の舞台上では開始から一時間五十分が経過したところでアーシア達が話していた通り、テイルとフェイトの一騎討ちになっていた。

テイルとフェイト以外の出場者達は全員がすでに胃袋の限界に到達してしまっており、それぞれがそれぞれに机に突っ伏したり半分倒れそうになりながらテイルとフェイトの一騎討ちを眺めていたのであった。

ちなみに現時点でそれぞれが食べたラーメンの量はテイルが百十四杯、フェイトが百十五杯、それ以外の出場者達が五十杯~四十杯とテイルとフェイトが他の出場者達の食べた量の倍以上を食べている事になり、開始前にアーシア達が話していた、


「テイルとフェイトの一騎討ちになるよ」


という言葉通りの展開になったのである。

これにジャンは、


「…本当に一騎討ちになったな…」


と、言って半ば呆然としながら決勝戦の状況を見守り、アーシアは、


「肝心なのはここからだよね。さてどっちが勝つかな~」


と、言ってジャンとは違い楽しそうに決勝戦の状況を見守るのであった。

そんなアーシアにジャンが、


「…どっちが勝つと思う?」


と、言って尋ねていったのである。

この質問にアーシアは、


「…微妙だけど…テイルじゃないかな…?」


と、言って自身の予想を話したのであった。

その予想を聞いたジャンは、


「…今負けてるんだが…テイルが勝つと予想した理由は?」


と、言ってアーシアに尋ねていったのである。

これにアーシアは、


「…テイルが勝つというよりもテイルが負けるところが想像出来ないんだよねぇ…」


と、言ってジャンに話したのであった。

これにジャンは、


「三年前は魔王軍に負けたじゃないか?あれはどう判断するんだ?」


と、言ってアーシアに尋ねたのである。

この質問にアーシアは、


「今復活させて反撃しようとしてるからまだノーカンかな?」


と、言ってジャンに答えたのであった。

アーシアのこの言葉にジャンは、


「…なるほど、物は言いようというわけか」


と、言って決勝戦の舞台に目線を戻していったのである。

決勝の舞台は残り時間五分となったところでテイルが係員に、


「先に言っておく!次は味噌ラーメンでその次が醤油ラーメンで!頼んだからね!?」


と、言って事前に次のラーメンの種類を指定したのであった。

そうして運ばれてきた味噌ラーメンをテイルは、


「ほい!!」


と、言って一気に流し込むと続けて、


「はい、次!」


と、言って係員に次の醤油ラーメンを持ってくるように話したのである。

そうやって運ばれた時間的に最後のラーメンをテイルは直前の味噌ラーメンと同じように一気に流し込んだのであった。

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