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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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231/512

決勝戦開始

アーシア達がフェイトについて話をしている頃、決勝戦の舞台にいるテイル達の元には次々とラーメンが持ってこられていき、出場者全員の目の前にラーメンが並べられたところで実況が、


「それでは決勝戦開始のゴングを鳴らしたいと思います!」


と、言って小さなハンマーを手に取ると、


「レディ……ゴーーー!!!!」


と、言ってゴングを鳴らしたのであった。

それと同時に出場者達が凄まじい勢いでラーメンを食べ始める中、テイルとフェイトの二人は、


「あ、この豚骨ラーメン美味しい」


「こっちの塩ラーメンも美味しいよ、テイル」


「マジ?じゃあ二杯目は塩ラーメンにしよっかなぁ…」


「私は二杯目は豚骨にするつもりだよ?」


と、言って会話しながらのんびりとラーメンを食べていったのである。

この様子を見たジャンは、


「…あの二人、えらくゆっくりと食べてるが大丈夫なのか…?」


と、言って心配したのだが、そんなジャンの言葉にアーシアは、


「ねぇテオ、決勝戦のルールってどんなだっけ?」


と、言ってジャンではなくテオに話し掛けたのであった。

このアーシアの問い掛けにテオは何処から手に入れたのかわからないが、大食い大会のパンフレットを見ながら、


「決勝戦は二時間耐久ラーメン大食い対決と記してあります」


と、言ってアーシアに答えたのである。

この答えを聞いたアーシアはジャンに、


「二時間もあるならテイルかフェイトの一騎討ちになって他の出場者が全員潰されるから大丈夫だよ」


と、言って説明したのであった。

この説明を聞いたジャンは、


「…今の説明から考えるにテイルとフェイトの二人は二時間ずっと食べ続ける事になりそうな気がするんだが?」


と、言ってアーシアの説明を受けて浮かんだ疑問をアーシアにぶつけてみたのである。

これにアーシアは、


「まあそうなるね。あの二人の胃袋と消化能力は化け物レベルだからね」


と、言ってジャンに答えたのであった。

これにジャンは、


「…そうなのか…。という事は…安心して見ていれば良い…のか?」


と、言って若干疑問系ではあったがアーシアの言葉に納得していったのである。

そうやってアーシア達が話している間に舞台では出場者達が次々とラーメンの入っていた空のどんぶりを積み上げていき、次々とおかわりをしていくのであった。

その様子にジャンが、


「…以前聞いた日本の文化と言うか料理にわんこそばという物があったんだが、目の前のこれはわんこそばならぬわんこラーメンみたいになってんな…」


と、言ってなんとも言えない表情を見せたのである。

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