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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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決戦直前とフェイトについて

最初の一杯を自分達の好きに選んでも良いと言われたテイルは、


「え、良いの?じゃ私最初は豚骨で」


と、言って自身の希望を係員に伝えていったのである。

このテイルの言葉に続いてフェイトが、


「それじゃ私は塩ラーメンでお願いします」


と、言ってこちらも係員に自身の希望を伝えたのであった。

このテイルとフェイトの様子を観客席から見ていたジャンは、


「…いや、あの二人自由過ぎるだろ…。大会関係者達が振り回されてないか…?」


と、言ってテイルはついでとして、フェイトを見た感想を話していったのである。

このジャンの言葉にアーシアが、


「心配しなくても大丈夫だよ、ジャン。こういう時のフェイトが暴走してるだけで普段のフェイトは物腰穏やかな清楚キャラだから」


と、言ってジャンに話したのであった。

これにジャンが、


「清楚キャラねぇ…。大食い大会に参加するような人物が…?」


と、言って疑いの目でアーシアを見てきたのだがアーシアは、


「清楚だよ。だって聖職者だもん」


と、言ってジャンにフェイトの次の情報を話して聞かせたのである。

この話を聞いたジャンは、


「聖職者?という事はリューネルンがフェイトを毛嫌いしてる理由は…」


と、言ってアーシアを見たのであった。

そんなジャンにアーシアが、


「うん、そうだよ。普通に考えて魔族と聖職者の相性が良いわけないよね」


と、言って答えていったのである。

この説明にジャンは、


「…なるほどなぁ…。確かに言われてみれば魔族があれほど嫌う人物っていうとそういう人物に特定されるよなぁ…」


と、言って相変わらず捕まった宇宙人のような状態になっているリューネルンを見たのであった。

そうしてリューネルンを見ていたジャンの脳裏にふと浮かんだ疑問があり、その疑問をアーシアに、


「…なぁ、リューネルンはフェイトの事を毛嫌いしてるんだよな?逆にフェイトはリューネルンの事をどう思ってるんだ?」


と、言ってぶつけていったのである。

この質問にアーシアは、


「…これがまたややこしくてねぇ…。フェイトはリューネルンを、人類皆兄弟、って事で仲良くしましょうって言って猛アタックを仕掛けてるんだよね。んで、それにリューネルンがぶちギレていっつも追い返しているっていうのが以前の光景だったんだよね。それがまあリューネルンがフェイトが戻ってくるのを滅茶苦茶嫌がっていた理由なんだよね」


と、言ってジャンに話して聞かせたのであった。

これにジャンは、


「…なるほど、色々と複雑な事情があるんだな、テイルの仲間には…」


と、言ってリューネルンを見たのである。

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