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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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決勝戦の舞台へ

係員の言葉を聞いたテイルは、


「わかりました。それじゃみんな、行ってくるね」


と、アーシア達に言った後で係員についていったのである。

そうしてテイルと係員が部屋から出ていったところでアーシア達は、


「それじゃあ私達も観客席というか、決勝戦の戦いが見える場所に移動しよう」


と、言って自分達もこの部屋から出ていこうとみんなに話し掛けたのであった。

そんなアーシアにジャンが、


「…それは良いとしてリューネルンはどうするんだ?…まさかとは思うがそのまま連れていく気か…?」


と、言ってアーシアに尋ねたのである。

このジャンの質問にアーシアは、


「下手に動かれてどこに行ったかわからなくなったり、最悪ここから逃げたりする可能性があるから、このまま強制連行していきます。良いわね、テオ?」


と、言ってジャンに話すとすぐにテオに確認したのであった。

これにテオも、


「はい、わかりました、アーシア」


と、言って了承したのでアーシアはすぐにリューネルンを引き摺りながら部屋を出ていったのである。

一方その頃、そのまま部屋から出ていったテイルは係員の後ろについてしばらく通路を歩いていき、とある曲がり角に到着したところで係員がテイルに、


「テイル様、この先が決勝戦の舞台になります。扉の前には決勝戦まで勝ち上がってきた大食い自慢が並んでいますから、テイル様はその最後尾に並んでいただいて一番最後に決勝の舞台に上がっていただければと思います」


と、言って頭を下げてきたのであった。

これにテイルは、


「…それは…私は良いんだけど決勝まで勝ち上がってきた人達は…それで良いの?」


と、言って係員に尋ねていったのである。

このテイルの言葉に係員は、


「構いません。この扱いに納得がいかないのならば実力でなんとかすれば良いだけの話ですから。ですのでテイル様は何も心配されなくて大丈夫です」


と、言ってテイルに頭を下げてきたのであった。

これにテイルは苦笑いをしながら、


「…わかった。それじゃありがとうね、係員さん。頑張ってくるわね?」


と、言ってすでに並んで待っている決勝戦の対戦相手達の後ろに並んでいったのである。

そうしている間に扉が開かれると対戦相手達が次々と決勝戦の舞台に上がっていき、最後の一人になったテイルは、


「…これって勝手に出ていって良い物なの…?」


と、言って迷いながらも扉の外に出ていき、決勝戦の舞台に立ったのである。

そうしてテイルが決勝戦の舞台に立ったところで実況が、


「さあ最後の出場者はかつてのフェリアシティ王国女王にして本大会の飛び入り参加者、テイル・フェリアシティ元女王陛下その人だぁーー!!」


と、言って叫んでテイルの紹介を行ったのであった。

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