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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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大食い大会への参加を目指して

ジャンの質問にテイルは、


「ん~…、入るところはみんなと同じで胃袋の中だと思うんだけど?」


と、言って答えたところでジャンは、


「…それでラーメン五十杯はおかしいだろ…」


と、言って呆れたのであった。

そうしているところに係員が料理を持ってやってきて、


「お待たせしました。こちらを十杯食べきってもらえましたら飛び入り参加を認める事になっています。よろしいですか?」


と、言ってテイルに尋ねてきたのである。

これにテイルは、


「ええ、大丈夫です。それでは食べますよ?」


と、言って答えて係員が持ってきた牛丼を食べ始めたのであった。

そんなテイルにアーシアに羽交い締めにされているリューネルンが、


「おいテイル!早くこの無能をなんとかせい!もしくはテオに命じてなんとかさせんか!このままでは身動きがとれんまま過ごす事になってしまう!」


と、言って今の状態をなんとかするように叫んだのだが、このリューネルンの言葉にテイルは、


「…テオ、アーシアと二人でリューの身動きを封じておいて」


と、言ってリューネルンの言葉とは全く逆の行為をテオに命令したのである。

これにテオが、


「了解しました、マスターテイル。これよりアーシアと協力してマスターリューネルンの捕縛行動に入ります」


と、言ってアーシアが掴んでいなかったリューネルンの腕を掴んでいったのである。

これによって少しだけ自由になれたアーシアがテオが掴んでいる腕の逆の腕を掴んでいくと、


「それじゃもうちょいこいつの動きを封じ込めていこうかね。いくよテオ」


と、言って片手でリューネルンの腕を掴むともう片方の手でリューネルンの肩を掴んで押さえ付けたのであった。

これにリューネルンが、


「ちょっ、待て無能!痛い痛い!もう少し力を抜かんか!!」


と、言って抗議したのだが直後にテオがアーシアと同じようにリューネルンを押さえ込んでいったのでこれにリューネルンは、


「ちょっと待てと言っておろうが、テオ!!それにお主も力を入れ過ぎじゃ!!もう少し力を抜けと言ったじゃろうが!!」


と、言ってテオにも抗議していったのである。

このリューネルンの拘束風景を見たジャンが、


「…なんか大昔の捕まえられた宇宙人みたいな事になってんな…」


と、言って感想を話したのであった。

アーシア達がこうしている間にテイルは係員が持ってきた牛丼十杯を食べきり係員に、


「はい、牛丼十杯食べ終わりました。これで本戦に参加出来ますよね?」


と、言って話し掛けたのであった。

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