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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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221/512

目的地までの道中にて

見えてきた街に入っていったテイル達。

その中でジャンは、


「…へぇ、中々立派な街だなぁ」


と、周囲を見回しながら感想を話したのである。

これにテイルが、


「まあ多少でも大きな街じゃないとね、あれがこの街に留まるようなイベントが開かれないからね…」


と、小さな声で言ってジャンに答えるとジャンは、


「…イベント?今何かイベントやってるのか?」


と、言ってテイルに聞き返したのであった。

するとこのジャンの言葉を聞いたリューネルンが、


「ほう!何かイベントをやっておるのか!面白そうじゃ、見に行ってみようぞ、テイルや」


と、言ってテイル達にそのイベントを見に行こうと話し掛けていったのである。

これにテイルは、


「…そうだね、行ってみようか」


と、言って短く返事をするとアーシアに目を向けたのであった。

そのアーシアはこれから起こる事を想像してニヤニヤが止まらない状態になっており、それに気付いたテイルが他のメンバー達に気付かれないようにゆっくりとアーシア近付いていって、


「…アーシア、ニヤニヤし過ぎ」


と、小さな声でアーシアに言って注意するとアーシアは、


「ごめんごめん。これからあの子と合流出来るって考えるとワクワクと顔のニヤニヤが止まらないよね」


と、言ってテイルの言葉に答えていったのである。

そんなアーシアにテイルは、


「アーシア、気持ちはわからないではないけど落ち着いて。下手するとリューに気付かれてご対面の時の面白さが半減するわよ?」


と、悪い笑顔をしながら言ってもう一度注意したのであった。

この指摘をしてきたテイルにアーシアは、


「…テイルさんや、あなたも随分と悪ですなぁ」


と、言ってこちらも悪い笑顔でテイルに笑い掛けたのである。

これにテイルは、


「当然でしょう?私を誰だと思ってるの?私はテイルだよ?こんな絶好の悪戯チャンスを見逃すはずがないでしょう?」


と、言って先ほどよりも悪い笑顔でアーシアに話し掛けたのであった。

そうして悪い笑顔で話し合うテイルとアーシアにジャンが、


「…何をやってるんだ、お前ら…?」


と、言って話し掛けていったのだがテイルとアーシアの二人は、


「「大丈夫、気にしないで。こっちの話だから。本当に気にしないで?良いわね?」」


と、言ってジャンに圧を掛けていったのである。

これにジャンは、


「…お、おう…、わかった…」


と、言って若干引きながらテイルとアーシアの言葉に答えたのであった。

テイル、アーシア、ジャンの三人がそう話ながら歩いている間に目的地に到着、そこで行われているイベントを目撃したリューネルンは、


「…おい待て、何か物凄く嫌な予感がするんじゃが…?」


と、言ってテイル達に話し掛けていったのである。

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