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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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食後の報告 その三

テイルの言葉を聞いたアーシアがテイルに、


「ええ、三機も送るの?だったら私達も三機ほしいんだけど?」


と、言ってエルヴァンディア王国に引き渡されるマシンアーマノイドの機数のおねだりを行ったのである。

これにテイルは、


「まあ良いけど。ただこれで私達の手元に残るのが二十四機か。誰に渡すかでちょっと悩むね」


と、言って少し考える仕草を見せたのであった。

その一方でリューネルンは、


「むう、引き渡される数はその無能と同じか…。テイルや、もう少し、なんとかならんか?」


と、言ってテイルに話し掛けたのである。

このリューネルンの発言にテイルは、


「…そういう喧嘩売る発言を止めてくれるんなら考えるんだけどねぇ…」


と、言ってリューネルンに自身の要求を伝えたのである。

これにリューネルンは、


「…むぅ…それは中々に厳しい頼みじゃのう…。わらわのこのような発言はわらわの個性じゃからのう…。それをどうにか、というのはわらわに個性を消せと言われておるようなものじゃからのう…。難しいと言わざるを得んのぅ…」


と、言ってテイル達に話したのであった。

このリューネルンの言葉を聞いたテイルは、


「…どうにかしてくれないとリュー以外の全員が困るから言ってるんだけど…?」


と、言って頭を抱えながらジト目でリューネルンを見たのである。

するとこの場に、


「…シャドウ、只今帰還致しました」


と、言って情報収集に出ていたシャドウが戻ってきたのであった。

これにテイルが、


「お、シャドウお帰り。…で、どうだった?」


と、言ってすぐに頼んだ情報を手に入れられたかどうかを尋ねたのである。

これにシャドウは周囲の者達には聞こえないようにテイルの耳元でこそこそと報告したのであった。

この報告を受けたテイルは、


「…なるほど、そこにいるのね。わかったわ、ありがとうシャドウ」


と、言ってシャドウを労うとシャドウは、


「…礼は不要です。それでは以前の諜報活動に戻ります」


と、言ってすぐにこの場から立ち去っていったのである。

その様子を見届けたテイルはこの場の全員に、


「やったわよ皆、次の目的地が決まったわ」


と、言って笑顔を向けたのであった。

これにリューネルンが、


「次の目的地?どこに行くつもりなのじゃ?」


と、言ってテイルに尋ねたのである。

これにテイルが、


「ヒューマニアンに行くわ。ちょっと用事が出来たからね」


と、言って重要な部分をぼかしながら答えたのであった。

するとこれにアーシアが、


「…あ!!テイルひょっとして!?」


と、言って声を上げたのでテイルは、


「アーシア、静かにね?」


と、言って悪戯っぽく笑ったのである。

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