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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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兼務の理由

全員のメニューを聞いたマヤは、


「皆様以上でよろしいですね?それでは伝えて参ります」


と、言ってテイル達のいるテーブルから離れていったのである。

そんなマヤを見ながらテイルは、


「さて今日のご飯の出来はどんなものかな…?」


と、呟いたのであった。

そんなテイルにジャンは、


「…優秀だからってなんでもやらせるのは駄目な気がするんだがなぁ…」


と、言ってテイルを見たのである。

そんなジャンにエストが、


「頼む、ジャン、その辺でストップだ。テイルだけじゃなく姉妹全員に刺さるから止めてくれ」


と、言ってこれ以上マヤ達艦長の話をするのを止めるように頼んだのであった。

そう言われたジャンがテイル以外の姉妹達に目を向けるとさっきと同じように無言で俯いている姿を見る事になった為ジャンは、


「…わかったわかった。これからはテイルが一人の時だけにするから、だから顔を上げてくれ」


と、言って姉妹達に声を掛けたのである。

このジャンの言葉を受けて姉妹達がゆっくり顔を上げると姉妹達は声を合わせて、


「「「「「「「…そうしてくれると助かります…」」」」」」」


と、言ってジャンの決定に感謝の言葉を伝えたのであった。

これにジャンは、


「いや、そんなに丁寧に礼を言わなくて良い。こっちも言い過ぎたかもしれんと思っているからな」


と、言ってこちらは姉妹達に謝ったのである。

このジャンにテイルが、


「…まあぶっちゃけて言うと私達の人材不足が深刻って話になるからね、あまり突っ込んだ話はしたくないのよ…」


と、言って話したのであった。

このテイルの言葉にジャンは、


「…ん?人材が不足してる?そうなのか?今まで見た感じだとそんな事は思わなかったんだが…?」


と、言ってテイルに尋ねたのである。

これにテイルは、


「まだまだ深いところまでは見せてないし、今までに会ってきた人達はほぼ全員がハイスペックな人材で固められてたから勘違いしたんだと思うんだけど、基本的にフェリアシティ王国は良くも悪くも少数精鋭でやってきたからね。今はその悪い部分が強く出てるよね」


と、言ってジャンに説明したのであった。

するとこの説明を聞いたジャンが、


「…少数精鋭?なんでそんな事にしているんだ…?」


と、言って再度テイルに尋ねたのである。

これにテイルは、


「フェリアシティ王国って圧倒的少数の私達竜人族が圧倒的多数の他種族を従える形の国家になってるからねぇ…。そんでもって三年前の戦いで国民全員を逃がしたからねぇ…。人材不足は必然、だから仕方無く少数精鋭にしてるんだよ…」


と、言ってジャンの問いに答えたのであった。

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