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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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メニュー決め

ジャンの言葉にテイルは、


「そうだよ、ジャン。姉妹それぞれの座乗艦の艦長と専属メイドは兼務してもらってるんだよ」


と、言ってジャンに話したのであった。

これにジャンは、


「…なんで全員が全員、そんな無茶な役職の振り分け方してるんだよ…」


と、言って呆れながら姉妹達を見たのである。

これに姉妹達は、


「「「「「「…ごめんなさい」」」」」」


と、声を合わせて言ってジャンに謝ったのであった。

これにジャンは、


「…謝る相手が違うと思うんだが…良いのか?」


と、言ってマヤに尋ねたのである。

このジャンの質問にマヤは、


「構いませんよ?私達は六人全員が今の境遇に満足していますから。ですからそもそも謝る必要がないんですよ」


と、言ってジャンに答えたのであった。

このマヤの答えを聞いたジャンは、


「…そうか…そういう事であれば俺が口出しする事じゃないか…」


と、複雑な表情で言うと自分自身を納得させるように頷いたのである。

そんなジャンにテイルは、


「そういう事だから、この話題はここで終了。良いわね?」


と、言ってジャンに話し掛けたのであった。

これにジャンが、


「…なんとも納得しにくい話だが仕方無いか…」


と、言って受け入れたところでテイルがジャンに、


「それじゃあ朝御飯のメニュー決めを再開しようか。次はジャンの番だったよね?」


と、言って尋ねていったのである。

このテイルの問い掛けにジャンは、


「…ああ、そうか、俺だったか…。俺は…どうするかな…」


と、言ってメニュー表を見ていったのである。

そうやってメニュー表を見ていたジャンが、


「…それじゃ俺はパン、スクランブルエッグ、ベーコン、コーヒーで頼む」


と、言って自身が食べたい朝食メニューを挙げていったのである。

これをマヤが、


「パンにスクランブルエッグにベーコンにコーヒーですね、わかりました。焼き方等その他全てはこちらに任せていただいてよろしいでしょうか?」


と、言って聞き取るとジャンに細部の確認を行ったのである。

これにジャンは、


「ええ、お任せします」


と、言って答えるとマヤは、


「畏まりました。他の皆様は決まりましたでしょうか?」


と、言ってまだメニューを話してきていないメンバー達に問い掛けたのであった。

これにまだメニューを伝えていないレガシア達が、


「私はぁ、テイルと同じ物を全部普通盛りでお願いするわぁ」


「私はご飯と味噌汁と鮭の塩焼きで頼む」


「…私は…テイルと同じ物を…」


「私もテイル姉と同じ物で!」


「あ…私は…お姉様と同じ物を…お味噌汁も大盛りで…」


「それじゃ俺はジェーンと同じ物で」


と、言ってマヤに伝えていったのである。

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