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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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211/512

食堂にて

テイルの言葉を聞いたジャンは、


「…いや、せっかくの女王権限をそんなしょうもない事に使うなよ…」


と、言ってテイルを制止したのである。

これにテイルは、


「…うーん…それじゃあどうするか…。誰かが代表して行くにしても人数がなぁ…」


と、言って悩んでいるとマヤがやってきて、


「テイル様、朝食のメニューはお決まりでしょうか?」


と、言って尋ねてきたのであった。

これにテイルは、


「…うん?ああ、マヤさんか。……うーん…とりあえずはね。マヤさんの方は?」


と、言ってマヤの言葉に答えると続けてマヤの方はどうかと尋ねたのである。

これにマヤは、


「私の方は決まっております。ですから大丈夫ですよ、テイル様」


と、言って答えてきたのでテイルは、


「そっか、それじゃ私も決めちゃおっかな…」


と、言ってテーブルに置いてあったお品書きを手にとって眺め始めたのであった。

そうして数ページ流し見したところで、


「ご飯にお味噌汁にぶりの照り焼きで。あ、ご飯は大盛りで、ぶりも大きく切ってね?」


と、言って朝御飯のメニューを決めたのである。

これにマヤが、


「畏まりました。皆様はどうなさいますか?」


と、言ってテイルの言葉に答えるとすぐにテイル以外のメンバー達に朝御飯のメニューを尋ねていったのである。

これにまずはアーシアが、


「それじゃ私はテイルと同じ物を普通サイズで」


と、言って答え、これに続けてリューネルンが、


「アーシアのくせに生意気な。わらわはテイルと同じ物でご飯は普通盛りで頼む」


と、言って答え、続いてテオが、


「私もマスターと同じ物を」


と、言って頼むとこの光景を見ていたジャンが、


「…なぜ艦長殿が給仕係のような事をしているのですか?」


と、言ってマヤに尋ねたのである。

この質問にマヤは、


「私の本職はテイル様専属のメイドですから。言い方は悪くなりますが艦長職は片手間にやっていますね」


と、言ってジャンに答えたのであった。

このマヤの発言を聞いたジャンは、


「…本職がメイド…?テイル専属の…?」


と、言ってテイルに目線を向けたのである。

そしてジャンはテイルに、


「…テイル、なんだその無茶な仕事のさせ方は。どちらか一方だけにしてやれ。負担が大きすぎるだろう?」


と、言ってテイルに注意したのであった。

しかしこれにテイルは、


「…だってさ、みんな。どうする?」


と、言って姉妹達に声を掛けたのである。

これに無言で項垂れる姉妹達。

この様子を見たジャンは、


「……はっ!?まさか全員が!?」


と、言ってテイルと姉妹達に交互に見ていったのであった。

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