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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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続、夜間演習

解放した瞬間に襲ってきたリューネルンに対してテイルは、


「…まあそんなこったろうと思ったよ」


と、言って襲い掛かってきたリューネルンをあっさりと捕まえると、


「許した直後のこの行動だからどんなお仕置きが待っているか…覚悟は出来てるよね?リュー?」


と、言ってリューネルンに尋ねたのである。

これにリューネルンは、


「む…ぬ…!ええい、離せ!離さぬか!というか何故反応出来る!?完全に不意打ちじゃったろうが!」


と、言って逆にテイルに尋ねたのであった。

このリューネルンの言葉にテイルは、


「付き合い長いからね。それぐらいの考えは読めるよ」


と、言ってリューネルンの問いに答えると続けて、


「覚悟が出来てるかの問いに答えなかったのはもう覚悟が出来ているからって事にするよ」


と、言って捕まえている状態のリューネルンに笑い掛けると、


「それじゃお仕置き執行。いくわよ?」


と、言ってリューネルンにロメロスペシャルを仕掛けたのである。

これにリューネルンが、


「ぎゃああぁぁぁ!!ちょっ、待て、テイル!離せ!苦しい!さっきの技とは別の方向で苦しい!だから離せ!」


と、言ってテイルに離すように叫んだのであった。

しかしこれにテイルは、


「最初離した時に即襲われたからね。離すわけないでしょ」


と、言って即却下したのである。

そしてテイルはリューネルンに、


「それじゃ私は寝るわね。お休みなさーい」


と、言うとリューネルンにロメロスペシャルを仕掛けたままの状態で寝始めたのであった。

このテイルの行動にリューネルンは、


「は!?ちょっ、待て、テイル!!寝るな!!離せ!!主が今寝たらわらわはどうなる!?」


と、言って騒いだのだがテイルは、


「………すぅ、すぅ…」


と、すぐに寝息を立て始めたのである。

これにリューネルンは、


「ちょっと待てい!?いくらなんでも寝始めるのが速すぎやせんかテイル!?と言うかわらわはどうなる!?まさか朝までこのままか!?」


と、叫んでテイルを起こそうとしたのだがテイルは全く起きる気配を見せずにそのまま眠り続けたのであった。

これにリューネルンは、


「…嘘じゃろ…?わらわは本当に朝までこのままの状態になってしまうのか…?」


と、言って今の状況に絶望したのである。

結局テイルはロメロスペシャルを仕掛けた状態のままで朝まで眠り続け、リューネルンは最後まで脱出出来ずに朝までロメロスペシャルを受け続ける事になったのであった。

そうして翌朝目覚めたテイルはリューネルンに、


「…ふぁ、あぁ、よく寝た…。あ、おはようリュー。どう?反省した?」


と、言って朝の挨拶を行った後でしっかり反省したかどうかを尋ねていったのである。

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