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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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各自の部屋決め

テイルの言動にリューネルンは、


「それは確かにそうじゃが…それにしてもやはり限度はあると思うぞ?ほれ、見てみい、傷跡が残っておるじゃろ?」


と、言って自身の顔をテイルに近付けたのである。

これにテイルは、


「はい、フルヒーリング。これで傷跡も綺麗に無くなったよ。良かったね、リュー」


と、フルヒーリングでリューネルンの治療してからそのように言ってリューネルンを突き放したのである。

これにリューネルンは、


「うう、テオや、テイルが冷たい…。わらわが一体何をしたと言うのか…」


と、言ってテオに縋り付いて泣いたのであった。

この様子にテイルは、


「はいはい、それじゃもう夜も遅いからみんなへの再会の挨拶なんかは明日にしましょう。寝る場所は…空いてる部屋を適当に選んで使って良いからそこで寝てね」


と、言ってリューネルン達に話したのである。

これに今まで黙って話を聞いていたジャンが、


「…そんなに簡単に言って良いのか?誰かに怒られたりとかは無いのか?」


と、言ってテイルに尋ねてきたのだが、これにテイルは、


「大丈夫だよ、この艦は私の座乗艦だから。艦長は別の人だけど最終決定権私にあるから」


と、言ってジャンに答えたのである。

これにジャンは、


「…そう言われてもこちらは…なぁ?」


と、言ってテイルの言葉に難色を示しながらリューネルン達に話を振ろうとしたのであった。

しかしこの時既にリューネルン達は、


「それではわらわはこの部屋を頂戴するとするかの」


「それでは私はこの部屋にします、マスター」


「先に決めてんじゃないわよ、腐れリューネルン。…っと、私はこの部屋にしよっと」


等と言ってそれぞれが好き勝手に自分の部屋を決めている段階になっており、ジャンはテイルから、


「ジャンも早く部屋を決めた方が良いと思うよ?それこそ早い者勝ちだからね」


と、言って声を掛けられたのである。

これにジャンは、


「…はい、わかりました。それじゃ俺はあの部屋にします…」


と、言って素直に自分の部屋を選んだのであった。

こうしてそれぞれが自分の部屋を決めたところでテイルがリューネルン達に、


「それじゃみんなお休みなさい。また明日」


と、言って就寝の挨拶を行った後すぐにテイルの部屋に入っていったのである。

これにリューネルン達も、


「それではわらわ達も…また明日じゃ」


「はい、また明日」


「ほーい、お休みなさーい」


「ああ、みんなお休み」


と、言ってそれぞれが選んだ自分の部屋に入って眠りに就いたのであった。

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