表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

203/512

人間界に帰還して

ゲートから出てきたテイル達は現在のテイル達の本拠地、戦艦アークワイバーンの甲板上に転移してきたのである。

これにリューネルンは、


「おお、相変わらずテイルの魔力総量は反則じゃのう!わらわ達ではゲートを使った後はしばらく魔力が枯渇する物じゃがテイルはぴんぴんしておる!やはりテイルは良いのう」


と、言ってテイルをペタペタと触っていったのである。

これにテイルが、


「はいはい、わかったからちょっと止めてね、リュー。早く中に入らないと危ないかもしれないから」


と、言ってリューネルンを引き離したのであった。

これにリューネルンが、


「むう、ケチ臭いのう。わらわとテイルの仲じゃろうが」


と、言って再度テイルを触りにいったのだが、テイルは、


「ちょっとリュー、危ないからとりあえず今は止めて」


と、言ってリューネルンにアイアンクローを炸裂させて無理矢理に引き離したのである。

そしてテイルはリューネルンに、


「危ないって言ったでしょ?とりあえずわかってないみたいだから教えてあげるけどここは戦艦の甲板の上よ?下手に暴れてたら滑り落ちるわよ?わかったらさっさと艦の中に入るわよ」


と、言ってリューネルンをアイアンクローで掴んだままアークワイバーンの中に入っていったのである。

このテイルとリューネルンに続いてアーシア達もアークワイバーンの中に入っていき、全員がアークワイバーンの中に入ったところでテイルが、


「よし、それじゃ解放してあげるからね、リュー」


と、言ってリューネルンを床に下ろしてから仕掛けていたアイアンクローを止めたのであった。

これにリューネルンが、


「…のうテイルや、何故言葉を発する事も出来ぬ程強力なアイアンクローを仕掛けてきたのじゃ?」


と、言って静かにテイルに尋ねてきたのである。

このリューネルンの質問にテイルは、


「下手に中途半端な力加減のアイアンクローを食らわせたら暴れるでしょ?そうしたら二人まとめて落ちる危険があるでしょ?そうならないようにリューが動けなくなるぐらい強力なアイアンクローを仕掛けたのよ」


と、言って答えたのであった。

この答えにリューネルンは、


「それにしても限度があると思うんじゃが?」


と、言ってテイルを睨んだのである。

しかしこれにテイルは、


「でも私言ったよね?早く中に入らないと危ないって。でもリューはそれを無視して私を触ってきたよね?だからあのアイアンクローは自業自得だと思って諦めてね?」


と、言ってリューネルンに満面の笑顔を向けたのであった。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ