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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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201/512

出発準備、完了

説教が終わったらしいリューネルンとリューネルンの父の様子を見たテイルは、


「ただいま戻りました。大体の交渉は終わったので後はリューか父上殿に出発命令を彼らに出してもらうだけなんですけど如何でしょうか?」


と、言ってリューネルンとリューネルンの父に話し掛けたのであった。

これにリューネルンの父は、


「ふむ、わかりましたテイル女王。すぐにリューネルンを向かわせます。ほら、リューネルン」


と、言ってリューネルンを起こすと続けて、


「さあ行ってきなさい」


と、言ってリューネルンの背中を軽く叩いたのである。

これにリューネルンは、


「…はぁ~~い…」


と、間延びした声で応じると作業所に向かっていったのである。

このリューネルンの様子を見たアーシアは、


「…だいぶやられたみたいだね。これなら少しは大人しくなるかな?」


と、言ってテイルに話し掛けたのであった。

このアーシアの問いにテイルは、


「…しばらくはそうなるかもね。でもリューは普段があれだからすぐに元に戻りそうな気はするけどね」


と、言ってアーシアの言葉に答えたのである。

これにアーシアは、


「…やっぱりそうかな…。ずっと大人しくなってくれた方が私としては嬉しいんだけど…」


と、言ってリューネルンが向かっていった作業所の方向を見詰めたのであった。

このアーシアの言動にテイルは、


「まああまり期待しない方が良いと思うよ?だってリューだし」


と、言ってアーシアに過度な期待をするなと釘を刺したのである。

テイルのこの言葉にアーシアは、


「うう、テイルがそう言うのか…。という事はやっぱり諦めるしかないのか…。ああ、私の心のダメージが…」


と、言って自身の胸に手を当てたのであった。

そうしているとリューネルンが戻ってきて、


「皆の者待たせたのう。あやつらへの説明は終わらせてきた。わらわはいつでも出発出来るがお主らはどうなのじゃ?」


と、言ってテイル達に話し掛けてきたのである。

このリューネルンの発言にテイル達は顔を見合わせ、


「私達の方がいつでも出発出来る状態だったんだけど?と言うかどっちかと言うとリュー待ちだったのよね」


と、言ってテイルがリューネルンに答えたのであった。

これにリューネルンは、


「ふむぅ、そうであったか。で、あれば早速向かうとするかの?テイルの本拠地に」


と、言ってテイル達に尋ねてきたのである。

これにテイルが、


「ええ、そうしましょう」


と、短く言って答えるとリューネルンが、


「では行って参ります、父上、母上。しばらく戻れなくなると思うのでその間の諸事、お任せ致します。それでは」


と、言ってテイルに、


「では行こうかの、テイルや。出発じゃ!!」


と、言ってテイルに旅立ちの準備が全て終わった事を伝えたのであった。

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