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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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移動中の雑談

リューネルンが父に引きずり戻されるところを見届けたテイルはリューネルンの母にアーシアやジャン、それにテオと一緒にマシンアーマノイドの作業所に向かったのである。

その途中でジャンがテイルに、


「放っておいて来たがあの二人は大丈夫なのか?」


と、言っておいて来たリューネルンとリューネルンの父について尋ねたのであった。

これにテイルは、


「まあ大丈夫でしょ、多分。それにちょっとぐらいは大人しくなってもらわないとアーシアの心が死んじゃうし。だからあれで良いのよ」


と、言ってジャンの質問に答えたのである。

このテイルの答えを聞いたジャンは、


「…そういう物なのか…。それにしても凄い口撃だったな…」


と、言ってリューネルンがアーシアに繰り出していた口撃の数々を思い出すとリューネルンの母に、


「母上殿、リューネルンは普段からもあのような感じなのですか?」


と、言ってリューネルンの普段の素行について尋ねたのであった。

この質問にリューネルンの母は普段のリューネルンの姿を思い浮かべながら、


「…そうねぇ、普段も大体あの感じかしら…?」


と、言ってジャンの問いに答えたのであった。

これを聞いたジャンは、


「…だとするとアーシアはリューネルンに相当嫌われているな…。何と言ってもあの猛口撃だからな…」


と、言ってアーシアを見たのである。

これにアーシアも、


「やっぱりジャンもそう思うよね?良かった、仲間がいて…」


と、言って溜め息を吐いたのであった。

そんなアーシアにジャンが、


「何でああなったんだ?何かリューネルンが嫌がるような事でもしたのか?」


と、言ってリューネルンの態度の原因を調べようとしたのである。

しかしこの質問にアーシアは、


「特に何かしたって記憶が無いんだけど?そうだよね、テイル、テオ?」


と、言って心当たりが無いと答えてテイルとテオに話を振ったのである。

これにテイルは、


「…そうだねぇ、確かにアーシアの言う通り、何かしたって記憶は無いねぇ」


と、言って答え、テオも、


「はい、私も記憶にありません」


と、言って答えたのであった。

するとこのやり取りを黙って聞いていたリューネルンの母が、


「横からごめんなさいね?多分ですけど皆さんはあの子、あ、リューネルンの事なんですけど、あの子がアーシアさんの事を嫌っていると思っていますよね?」


と、言ってテイル達に尋ねてきたのである。

これにテイルが、


「…母上殿の言葉から考えるとリューはアーシアを嫌っていないんですか?」


と、言ってリューネルンの母に逆に尋ねていったのであった。

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