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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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応接室での軽い騒動

まじまじと眺めてくるジャンに手遅れは、


「…そんなに気になるならもっと見てみる?」


と、言って着ている服に手を掛けたのである。

それにジャンは、


「…!?いや、大丈夫だ!もう見ないから服を脱ごうとするのは止めてくれ!」


と、言ってテオに叫んだのであった。

この二人の様子を見たテイルはテオに、


「テオ、このままだとジャンがリューに変態扱いされそうだから本当に止めなさい」


と、言ってテオに話したのである。

これにテオは、


「マスター、それは命令ですか?」


と、言ってテイルに尋ねてきたのでテイルは、


「そう。命令だよ、テオ。返事は?」


と、言ってテオに答えて命令を受け入れるかどうかを尋ねたのである。

このテイルの確認にテオは、


「了解です、マスター。服を脱ぐのを止めます」


と、言って服を脱ぐのを止めるとジャンに、


「申し訳ありません、マスターの命令で服を脱げなくなりました」


と、言って頭を下げたのである。

これにジャンは、


「いや、それでいい。そして頭を上げてくれ。俺も見たいと言ったわけではないからな」


と、言って頭を下げるテオに声を掛けていったのである。

ここにリューネルンが、


「皆、待たせたのう。父上と母上を連れてきていたから遅くなってしもうたわ」


と、言いながら応接室に入ってきたのである。

そうして応接室内の様子を見ると、


「…なんじゃこれは、何があった?アーシア、説明せい」


と、言ってアーシアに話し掛けたのであった。

これにアーシアは、


「私はお前の部下じゃねぇわ。だから説明もしない」


と、言ってリューネルンの言葉に返事をしていったのである。

するとこの返事を聞いたリューネルンがアーシアに、


「…ほう?無能なアーシアが言うではないか。まあよいわ。テイル、何があった?説明を頼む」


と、言って睨み付けた後でテイルにこの状況の説明をするように頼んだのである。

これにテイルは、


「うん、テオがお茶を運んで来てくれてね、そこからテオの事をジャンに説明してたらテオが突然服を脱ぎ始めたから慌てて止めてたところにリューが戻ってきたって感じ。これで大丈夫?」


と、言って説明してこの説明で良かったかをリューネルンに尋ねたのであった。

この話を聞いたリューネルンはテオに、


「テオ、お主何をやっておるんじゃ?何故人前で脱ごうとした?簡単でよい、話せ」


と、言って服を脱ごうとした理由を問い質したのである。

これにテオは、


「了解です、マスター、説明します。こちらのジャン殿がテオの事を見てきたのでもっとよく見せた方が良いかと思い脱ごうと思いました」


と、言ってリューネルンに話したのであった。

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