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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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サイボーグ、テオ

テイルからテオの正体を聞かされたジャンは、


「…サ、サイボーグ…!?…確かに、証拠を見せられながら説明されているから納得するしかないんだが…外見は普通の人間と全く区別が出来ないというのは…」


と、言いながらテオの事をじっくり眺めていったのである。

そんなジャンにテイルが、


「サイボーグだけど一応は女の子だからあんまりじろじろ見るのは止めて上げてね?」


と、言って軽く注意する言葉を掛けたのであった。

この注意を受けたジャンは、


「え?…ああ、すまない、失礼な真似をしてしまった。許してほしい」


と、テオに言って頭を下げたのである。

しかしジャンの謝罪を受けたテオは、


「…?失礼な真似…ですか?よくわかりませんが、わかりました」


と、言ってジャンの謝罪の意味をよくわかっていない状態でジャンの謝罪を受け入れたのである。

これにジャンはテイルに、


「…なあテイル、これは俺は許されたのか?」


と、言って尋ねていき、これにテイルが、


「テオがああ言ってるから、まあいいんじゃない?良かったね、許されて」


と、言ってジャンに話したのであった。

言葉を聞いたジャンはテイルに、


「…うむ、それならそういう事にしておこう」


と、言って頷くと続けてテイルに、


「それで一つ気になったんだが…彼女はサイボーグなんだよな?」


と、言って尋ねるとテイルの言葉を聞く前に、


「彼女は…どこで作られたんだ?人間界なのか?」


と、言ってテイルに尋ねたのであった。

これにテイルは、


「いや、違うよ。というか人間界で作られたサイボーグじゃないっていうのはこの中ではジャンが一番良く知ってるんじゃない?」


と、言って質問に答えるとすぐにジャンに質問を返していったのである。

この問いにジャンは、


「…そうだな。アメリカの諜報機関がそういう情報は入手出来ていないと逐一報告してきていたからな。愚問だった」


と、言って頭を振るとテイルに、


「…なら精霊界か、それとも魔界か?…失礼だが双方共にそこまでの科学技術は持っていないように思うんだが…?」


と、言って尋ねていったのである。

これにテイルは、


「そのどちらでもないよ。当然天界の物でもないよ」


と、言ってジャンに答えたのであった。

するとこれにジャンが、


「ちょっと待て。それじゃ彼女は、テオは…一体誰が、どうやって作ったんだ…?」


と、半分混乱しながら言ってテイルに尋ねてきたのである。

これにテイルは、


「もう少し焦らしてもいいんだけど…まあいっか。それじゃ答えを言うよ?テオはね、魔界にある古代遺跡の中から発掘された古代兵器なんだよね」


と、言ってジャンに話したのである。

これにジャンは、


「…古代兵器?…テオが…?」


と、言って再度テオの事をまじまじと眺めたのであった。

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