表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
186/503

テイル&リューネルン対アーシア

アーシアに無理矢理頭を下げさせたテイルはリューネルンに、


「リュー、この通り、アーシアにも謝らせてるからアーシアも屋敷に入れてくれないかな?」


と、言って頼んだのであった。

テイルのこの言葉にリューネルンは、


「…そうじゃのう、なかなかにエグいボディーが何発か良い感じに入っておるからのう。よかろう、アーシア、主も入って良いぞ?テイルに感謝するのじゃな?」


と、言ってアーシアにも屋敷に入る許可を出したのである。

この言葉を聞いたテイルがアーシアの頭を押さえ込んでいた手を離すと、


「良かったわね、アーシア。リューが許してくれて」


と、言ってアーシアに話し掛けたのであった。

これにアーシアは、


「おいテイル、てめえ何ボディーブローを連打してるんだ」


と、言ってテイルを睨んだのであった。

これにテイルは、


「ああでもしないとアーシアはリューに頭を下げないでしょ?だからあれは必要な措置だったから許してね?」


と、言ってアーシアに説明していったのである。

このテイルの発言にアーシアは、


「許さないわよ。普段の私達の見てたら私がこいつに絶対に頭を下げたくないっていうのはわかってるでしょ?」


と、言ってテイルに言い返したのであった。

しかしテイルはこれに、


「はいはい、これ以上騒がしくしたらまた出禁にされるから黙ってようね~」


と、言ってアーシアの口を塞ぐとジャンとリューネルンに、


「それじゃお邪魔しましょう。や~、楽しみだなぁ」


と、言って屋敷に入ろうと声を掛けていったのである。

これにジャンとリューネルンは、


「……そうだな、テイルが静かにさせてくれている間に入らせてもらおうか…」


「うむ、そうじゃの。それではテイル、ジャンとやら、それから無能、ついて参れ」


と、それぞれに言うとリューネルンが屋敷の扉を開けて屋敷の中に入っていったのである。

これにテイル、ジャン、そしてテイルに引き摺られながらアーシアの三人が続いて屋敷に入っていったのである。

ちなみにリューネルンが再度アーシアの事を無能呼ばわりした時、アーシアは暴れようとしたのだがテイルに力ずくで押さえ込まれた為に不発に終わったという事態が密かに発生していた。

それはそれとして屋敷に入ったテイル、ジャン、アーシアの三人はリューネルンの後に続いて屋敷の中を進んでいき、応接室に案内されるとリューネルンが三人に、


「どこの椅子でも自由に座って待っていてくれぬか?すぐにお茶とお茶菓子を用意するでな」


と、言って応接室から出ていったのである。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ