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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ライズクロイツ邸前にて

アーシアとジャンの二人を連れて空を飛ぶテイルにアーシアが、


「ちょ、テイル!速い速い!!ちょっとスピード落として!!」


と、言って飛行速度を落とすように頼んだのである。

これにテイルは、


「それはちょっと聞けない頼みだね」


と、言ってアーシアの頼みを断ったのであった。

このテイルの決定を聞いたアーシアは、


「なんで!?私死ぬわよ!?」


と、言ってテイルに抗議したのだが、テイルは、


「リューがハイテンションでぶっ飛ばしてるからね。こっちもこのスピードじゃないと引き離されるわ」


と、言ってアーシアに説明したのである。

するとこの説明を聞いたアーシアは、


「あんのクソヤロウ!!少しはスピード落とせってんだ!!」


と、言ってリューネルンに対してぶちギレたのであった。

その一方でジャンがテイルに、


「俺は不死鳥との混血だから普通に空を飛べるんだが、それでも俺も連行されるのか?」


と、言って尋ねたのである。

これにテイルは、


「もし離れ離れになったら困るでしょ?だからとりあえずはこのままでね?」


と、言って返答すると、


「それにしても飛ばすなぁ、リュー…。こっちももう少しスピード上げるか…」


と、言ってさらにスピードアップしていったのである。

これにアーシアが、


「待てぇぇぇぇ……!!」


と、言って絶叫しながらテイルに引っ張られる事数分、テイル達はようやくライズクロイツ邸に到着したのであった。

そうしてライズクロイツ邸の正面玄関前に立ったテイル達は、


「これが…ライズクロイツ邸…」


「相変わらずでっかい屋敷だねー」


「でか過ぎて悪趣味なんだよねー…」


と、それぞれに感想を言っていったのである。

これにリューネルンが、


「よし、アーシア、主は屋敷に入るのを禁止する。衛兵達にもそう伝えておく。覚悟せいアーシア」


と、言ってアーシアに伝えたのである。

これにアーシアが、


「…え?嘘でしょ?」


と、言ってリューネルンに尋ねたのだがリューネルンは、


「主は自身の邸宅…いや、主は城じゃったか、それを悪く言った相手を城に入れるのか?」


と、言って逆にアーシアに尋ねたのであった。

この問い掛けにアーシアが、


「…それは…入れたくは無いけど…」


と、言って答えたところでリューネルンが、


「じゃろう?で、あればわらわが主を屋敷に入れぬと言った理由も理解出来るの?」


と、言ってアーシアに話していったのである。

このやり取りを見ていたテイルはアーシアの頭を掴むと、


「ごめんねリュー。私も一緒に謝るから…」


と、言ってリューネルンに頭を下げると一緒にアーシアにも頭を下げさせようとしたのである。

これにアーシアが抵抗するとアーシアにボディーブローを一発食らわせて無理矢理に頭を下げさせたのであった。

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