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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ライズクロイツという家

ジャンの質問に答えたテイルに抱き付いている女性が、


「む?テイルや、そこのイケメンは誰じゃ?」


と、言ってジャンの事を尋ねていったのである。

これにテイルではなくジャンが、


「あ、俺は元アメリカ軍のジャン・ケネディと言います。よろしくお願いします」


と、言って自己紹介を行ったのであった。

するとこれにテイルが、


「…普通人に名前を尋ねる時はまず自分から名乗る物だと思うのだけどね、現ライズクロイツ御当主様?」


と、言って女性に話したのである。

これに女性が、


「ふぅむ、そういう物か…。あいわかった。ジャンとやら、わらわは現ライズクロイツ家当主、リューネルン・ライズクロイツじゃ。よしなに頼むぞ?」


と、言ってジャンに自己紹介を行ったのであった。

これにジャンは、


「…お、おう」


と、言ってまともな返事が出来なかったのだが、これにテイルが、


「これがリューの口調だから。慣れてね?後リューってのはリューネルンのあだ名だよ。リューネルンだと長いからね」


と、言って補足していったのである。

これを聞いたジャンは、


「そうなんですか…。あまり聞いた事が無い話し言葉だったので驚きました。改めてよろしくお願いします」


と、言って握手しようと手を差し出したのであった。

これにリューネルンは、


「握手かえ?それはまだじゃな。わらわは主の事をよう知らんでな。悪く思わんでくれよ、ジャンとやら」


と、言って握手を拒否したのである。

このリューネルンの言動にジャンは、


「…そうですか、それは失礼しました。それではいつか握手してもらえるように努力します」


と、言ってリューネルンに差し出した手を引っ込めたのであった。

そんなジャンにリューネルンが、


「…ところでケネディと名乗ったの?という事は主はケネディ皇帝の縁者かの?」


と、言って尋ねてきたのである。

これにジャンは、


「…え?…あ、はい、父がジェームズ・F・ケネディで俺は次男になりますが…?」


と、言って困惑気味にリューネルンに話すとテイルが、


「ライズクロイツ家はその歴代が魔界における他種族協調路線の最大勢力だからね。人間界や精霊界の事情にも詳しいんだよ。だからケネディって名前に反応した」


と、言ってジャンに説明するとすぐにリューネルンに、


「でしょ?リュー」


と、言って一言でリューネルンに尋ねたのであった。

これにリューネルンは、


「さすがはテイルじゃ、よう見切った。テイルの言う通り、わらわは人間界や精霊界にもスパイを送り込んでおるでな、様々な情報が集まってくるのじゃ」


と、言ってジャンに話したのである。

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