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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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ライズクロイツ家当主

ジャンはこちらに向かって飛んできている女性についての情報を少しでも手に入れようとテイルに、


「あの女性の事を少しでも良いから知っておきたい。どれだけ質問出来るかわからんが良いか?」


と、言って質問の許可を求めたのであった。

このジャンの願いにテイルは、


「良いよ、本当に時間が無いけど」


と、言って許可を出すとジャンは早速、


「それじゃ聞くけど、まずはライズクロイツって名前だな。有名な家なのか?」


と、言ってテイルに尋ねていったのである。

この質問にテイルは、


「有名だよ。どれぐらい有名かというと魔界ではライズクロイツの名を知らない魔族は魔族じゃないって言われるレベルには有名だよ」


と、言ってジャンに話したのであった。

この話を聞いたジャンは、


「…つまり地球で言うとアメリカを知らない?お前地球人じゃないな?っていうレベルの事か?」


と、言ってテイルに確認したのである。

このジャンの確認の発言にテイルは、


「多分そのレベルだと思うよ。下手すると魔王よりも有名だった時代とかもあるかもね」


と、言ってジャンに話して聞かせたのであった。

するとこの話を聞いたジャンが、


「なるほど、だからライズクロイツ家の奴らは気位が高いんだな」


と、言ってうんうんと頷いたのである。

しかしこれにテイルが、


「いや、そんな事は無いよ。私、先代当主の方にも会った事あるけど先代当主は物腰柔らかで温厚な方だったよ」


と、言ってジャンの言葉に反論したのであった。

この言葉を聞いたジャンは、


「…だったら今の当主がおかしいって事か…」


と、言ってテイルの言葉を受け入れたのであった。

これにテイルが、


「…まあ先先代の当主とかには会った事が無いからちょっとわからないけどね」


と、言ってジャンに話すと続けて、


「…あ、来た。お話終了だね」


と、言って女性が飛んできている方向に目を向け直したのである。

そんなテイルに続いてテイルと同じ方向に目を向けたジャンは、


「…ああ、あの女性か…」


と、言ってこちらに飛んでくる女性の姿を目に納めたのであった。

その一方で近付いてくる女性は、


「おおー!!テイルじゃテイルじゃ!会いたかったぞ、テイル~!」


と、言いながらテイルに抱き付いてきたのである。

これにテイルは、


「あー、はいはい、苦しいからそんなに力一杯抱き付かないでね?」


と、言って女性を引き剥がしたのであった。

この様子を見たジャンは、


「…彼女がライズクロイツの現当主、か?」


と、言ってテイルに尋ね、これにテイルが、


「そうだよ、この女性がライズクロイツの現当主だよ」


と、言ってジャンの問いに答えたのである。

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