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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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兵士達との話し合い

テイルの言葉を聞いた魔族の兵士達は、


「ふざけるな!質問しているのは我等の方だ!」


と、言ってテイル達に武器を向けてきたのである。

これにテイルは軽く溜め息を吐くと、


「はっ!」


と、言って自身の力の一部を解放したのであった。

これに兵士達は、


「ひっ!?」


「なっ!?」


「ば、化け物…!?」


と、言ってガタガタと震え始めたのである。

これを確認したテイルは、


「…もう一度言います。私の質問に答えてくれれば私もあなた達の質問に答えます。…どうしますか?」


と、言って兵士達に尋ねたのであった。

これに兵士達は、


「「「…は、はいぃぃ…」」」


と、震えながら言ってテイルの言葉に答えたのであった。

この兵士達にテイルは、


「それじゃ聞きますけど、あなた達はライズクロイツの兵士達ですか?」


と、言って尋ねたのである。

この質問に兵士達は、


「…え?あ、はい、そうですが…」


と、言って少し困惑しながらテイルの質問に答えたのであった。

するとこの兵士達の答えを聞いたテイルは、


「そうですか。ではあなた達の質問に答えますが、私はテイル・フェリアシティです」


と、言って名乗ると兵士達は、


「テイル・フェリアシティ!」


「あなたが…」


「これは失礼をしました」


と、言って揃って頭を下げてきたのである。

そんな兵士達にテイルは、


「すいませんがライズクロイツの当主にテイルが来たと伝えてもらえますか?」


と、言ってお願いしたのであった。

これに兵士達の一人が、


「わかりました、伝えてきます」


と、言って駆け出していったのである。

その様子を見たアーシアが、


「…ああ、あいつがやってくる…。悪夢だ…」


と、言って頭を抱えて蹲るとジャンが、


「…マジでそんなに嫌なのか…。当主呼んでくれって言ってたから当主だよな…。どんだけヤバい奴なんだ…?」


と、言って今からやってくるであろう人物の想像をし始めたのだが、テイルがボソッと、


「…あ、来た」


と、呟いた為にジャンは、


「え?」


と、言ってテイルが目を向けている方向に同じように目を向けたのである。

すると目線の先の空から、


「おおー!間違いない、テイルじゃ!懐かしいのう!」


と、言いながらテイルに向けて飛んでくる一人の女性の姿を見つけたのであった。

それをテイルに、


「…あれがそうなのか?」


と、言って尋ねるとテイルが、


「そう、あれが以前の私の仲間の一人だったライズクロイツの当主様よ」


と、言ってジャンに説明したのである。

その一方でアーシアは、


「…ああ、嫌だ嫌だ。会いたくない…」


と、呪文のように呟き続けるのであった。

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