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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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姉妹達への報告 その九

エストや姉妹達に艦隊の移動を頼んだテイルにジェーンが、


「私達はそのように動くとしてその後はどうする?何をすれば良い?」


と、言ってテイルに尋ねていったのである。

これにテイルは、


「とりあえずはジェームズアメリカ皇帝陛下に艦隊到着の挨拶かな。何も言わずにこの艦隊がアメリカ西海岸に現れたら大騒ぎどころじゃ済まないだろうし」


と、言ってエストや姉妹達への次の指示を出していくのであった。

これにクオンが、


「…アメリカ皇帝への…挨拶は…テイルが行った方が…良いんじゃない…?」


と、言ってテイルに尋ねてきたのである。

これにテイルは、


「確かにそうなんだろうけど私には他にやりたい事があってね、今回はそれを優先させてもらおうと思う」


と、言ってエストや姉妹達にジェームズ皇帝への挨拶に自分が行かないつもりである事を話したのであった。

これにエストが、


「…皇帝への挨拶よりも優先したい事ってなんだよ…。そんなに難しい案件があるのか…?」


と、言ってテイルに尋ねたのである。

これにテイルは、


「あるよ、難しい案件。アメリカ皇帝よりも気位の高いあの人を呼び戻しに行こうと思っているからね」


と、言ってエストや姉妹達に話したのであった。

これにエストや姉妹達が、


「「「「「「気位の高い…あの人…?」」」」」」


と、言って該当する人物が誰かを当てようとしたのである。

するとこの時、アーシアが、


「…はあ~あ…」


と、言って物凄く大きな溜め息を吐いた為にエストや姉妹達は、


「「「「「「…あ」」」」」」


と、声を揃えて言うと続けて、


「「「「「「…ああ、彼女をお迎えしに行くのか…」」」」」」


と、再度声を揃えて言うとアーシアに向き直って、


「「「「「「…彼女をお迎えに逝くのか…。御愁傷様です…」」」」」」


と、言って全員で手を合わせたのであった。

これにアーシアは、


「まだ逝くと決まってねぇわ…。まあ多分逝くと思うけど…」


と、言って肩を落としたのである。

そんな一同の姿を見てジャンは、


「…俺達ってそんなにヤバい女を迎えに行こうとしてんの…?マジで…?」


と、言ってまだ見ぬヤバい女を想像して身震いしたのであった。

そんなジャンにテイルが、


「大丈夫だって。私には手出ししても負けるだけだってわからせてるから私の前では大人しいから。だから大丈夫だって」


と、言って安心するように話したのである。

しかしこれにジャンは、


「いや、アーシア殿下の様子を見てると全っ然安心出来ねぇよ…」


と、言ってテイルの発言を受け入れなかったのであった。

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